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【完全版】適切な終身保険の選び方と4つの注意ポイント

生命保険

公開日:2024年4月19日

【完全版】適切な終身保険の選び方と4つの注意ポイント

死亡保障とともに貯蓄機能を得ることができる終身保険。その種類も豊富で、いろいろなニーズに対応することができます。その一方で、種類が多いということは、自分の目的に合った適切な保険を選ぶのが難しいということになります。

この記事では、保険に詳しくない人でも適切な終身保険を選べるように、主な終身保険の種類とその仕組みや特徴、どんな目的にはどんな種類の終身保険が合っているのかまでを順を追ってわかりやすく解説しています。基本的な知識のある方は、後半の終身保険の選び方から読んでいただくとよい構成になっています。

ぜひ参考にしていただき、適切な終身保険選びにお役立てください。

1. 選ぶ前に、絶対おさえておくべき終身保険の基本

選び方を学ぶ前に、まずは終身保険がどのような保険なのかをおさえておきましょう。

※終身保険の知識がある方は、 4 からご覧ください。

1-1. 終身保険のしくみ

終身保険は、加入している限り 保障が一生涯 続き(保険期間:終身)、加入者が死亡したり所定の高度障害状態になったりした場合に、家族に保険金が支払われます。保険料は掛け捨てではなく、 途中で解約すると解約返戻金を受け取れます。 つまり、 万が一の保障に備えつつ貯蓄もできるのが終身保険の特徴 です。

終身保険のしくみ

基本的に、加入したときの保険料や保障内容はずっと変わりません。

1-2. 解約返戻金は増えていく

終身保険の 解約返戻金は、加入期間の長さに応じて増えていき、一定期間(通常、保険料払込期間)を超えると支払った保険料を解約返戻金の額が上回ってきます。 逆に加入後に短期間で解約をすると、解約返戻金がなかったりあっても少なかったりして、元本割れを起こすケースもあります。

1-3. 終身保険のメリット

終身保険のメリットは、加入時から保険料や保障内容が変わらず、加入し続ける限り一生涯にわたって備えることができることです。また貯蓄性があり、ある程度の加入期間があれば、解約をすることで解約返戻金を受け取ることができて、必要なことにそのお金を使えるのもメリットでしょう。

将来お金が必要となる時期に、解約返戻金の返戻率が 100% を超えるように設定して、こどもが大学等に進学するときの 教育資金 や自分の 老後資金 に利用することも可能です。また、保険料が一定なので、コスト管理が楽なところも魅力です。

終身保険のメリット

  • 保障がずっと変わらず一生涯続く
  • 貯蓄性がある
  • 保険料がずっと一定でコスト管理しやすい


1-4.終身保険の デメリット

一方でデメリットとしてあげられるのは、貯蓄性があるため、定期保険(この後の 2 で解説)に比べて保険料が割高に設定されていることです。コスト重視の場合はマイナスポイントとなります。

そして前述のとおり、解約時期によっては解約返戻金が受け取れなかったり、元本割れになるリスクもあります。またそのため、保険を見直したい場合に、それまで支払った保険料や解約返戻金のことを考えると、見直しがしづらいという点もあります。

終身保険のデメリット

  • 保険料が割高(保険として)
  • 早期解約すると元本割れする(貯蓄として)
  • 一度加入すると、切り換えづらい

2. 終身保険と定期保険のどっちを選ぶ?

終身保険を選ぶときに、定期保険のことも気になる方がいるかもしれません。ここでその役割の違いをはっきりしておきましょう。

終身保険は保障が一生涯で、加入時から保険料は変わりません。一方で定期保険は、その名のとおり保障が一定期間の保険です。 10 年、 20 年あるいは 60 歳まで、 70 歳までなど一定期間を保障し、保険期間が終了すると更新できるもの、できないものに分けられます。

また、終身保険は支払った保険料が積み立てられて、途中で解約すれば返戻金を受け取ることができますが、定期保険は掛け捨てで貯蓄性はありません。そのため、定期保険は終身保険に比べて加入時の保険料が割安に設定されています。ただし更新の際には、その都度保険料が上がっていきます。

以上のことから、変わらない保険料で一生涯の保障を得たい人や貯蓄性が必要な人は終身保険を選び、一定期間、割安な保険料で高額な保障を得たい人は定期保険を選ぶとよいでしょう。

3. 終身保険の種類|主な4つのタイプを解説

一口に終身保険といってもさまざまな種類があり、自分にぴったり合った保険を選ぶためにはその違いを知ることが必要です。そこで、ここでは終身保険の4つのタイプについて解説をしていきます。どのタイプを選べばよいかの参考にしてください。

3-1. 低解約返戻金型終身保険

終身保険に限りませんが、できるだけ保険料の安い商品を選びたいのではないでしょうか。そのニーズに対応した商品として、保険料払込期間内に解約した場合の解約返戻金が低く設定され、その代わりに 保険料が割安 な「低解約返戻金型」の終身保険があります。このタイプが終身保険の主流といえるでしょう。

もともと終身保険は早期に解約するといわゆる元本割れのリスクがありますが、低解約返戻金型は戻って来るお金の割合がさらに低く、通常の終身保険のおよそ 70 %程度に設定されています。つまり途中解約をすると大きな損をしますが、保険料の払込みが終わると解約返戻金が増えるという仕組みなので、最後まで払い込めば、割安な保険料でなおかつ貯蓄面も担保されます。よって、 途中解約をしないのであれば、貯蓄性の高いお得なタイプ だといえます。

3-2. 積立利率変動型終身保険

終身保険でベーシックなのは、契約時の積立利率(保険料のうち積み立て部分に適用される利率)がずっと変わらない「積立利率固定型」で、保険金や解約返戻金の額はあらかじめ決まっています。一方、 積立利率が一定期間ごとに見直しされる 商品が「積立利率変動型」です。

このタイプは市場金利を反映するため、経済情勢が良好で 金利が上がれば積立利率もアップし、保険金や積立金(解約返戻金)が増額 されます。経済が不調の場合は、加入時よりも積立利率が下がることのないように最低利率が保障されているため、市場金利が下がっても大きな影響はありません。ただし 保険料は一般的な終身保険よりも割高 です。また、将来 必ずしも金利が上がるという保証がない (=積立利率が上がらない可能性もある)という点はしっかり考慮する必要があるでしょう。

3-3. 変額終身保険

変額終身保険は、積み立てた保険料を株式や債券などで運用し、その実績によって 保険金や解約返戻金の額が変動 します。保険でありながら投資的側面が強いのがこの変額終身保険です。 運用がうまくいけば保険金や解約返戻金が大きく増える 可能性がある一方、 運用が上手くいかなかった場合に損をするリスク もあります(貯蓄目的の場合)。積立利率変動型と違い、最低利率の保障はありませんが、受け取る 保険金の額については保障 されています。

終身保険を使った貯蓄・運用として、低解約返戻金型、積立利率変動型と比べてハイリスク・ハイリターンなタイプが、この変額型です(運用方法については 5 -4 で解説)。

ただし、純粋に死亡保障のみが目的で解約をしないのであれば、保険料がとても割安な保険であるともいえます。

3-4. 外貨建終身保険

外貨建終身保険は、積み立てた保険料を外貨(主に米ドルや豪ドル)で運用するタイプ。日本では超低金利が続いているため、高い運用益を期待することは難しい状況です。そんな日本と比較して 金利の高い外貨で運用し、積立利率を高く設定している のが外貨建終身保険です。 為替の変動に合わせて保険金、解約返戻金が変動 します。

為替変動によって大きな利益を生むこともあれば損をすることもあり、貯蓄というよりも投資の側面が強い といえるでしょう。為替変動により保険料も変わる(一部にそうでない商品もある)ため、終身保険のメリットの1つである「保険料が一定でコスト管理がしやすい」という点は、このタイプには当てはまりません。 元本保証もされな いため、やはりリスクを理解することが大切です。

外貨建て終身保険のメリット・デメリットや選ぶときのチェックポイントは、以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
ドル建て終身保険のメリット・デメリットと知っておきたい3つ注意点

4. 目的別、終身保険の選び方

実際に 終身保険を選ぶ際には、加入する目的から考えることが、自分にぴったりの保険を見つける近道 です。そこで、以下の3つの目的にわけて、どんな種類の終身保険を選ぶと良いかを解説していきます。

4-1. 保険料を安く抑えたい場合は「低解約返戻金型終身保険」「変額終身保険」

保険料を安く抑えて一生涯の死亡保障を確保するという目的なら、シンプルな保障にしてあまり特約などはつけない方がよいでしょう。保険の種類としては 低解約返戻金型終身保険が基本 ですが、シンプルに死亡保障だけを求めるのであれば、変額終身保険を選ぶと保険料が割安です。

また、月々の保険料を抑えるという意味では、できるだけ若いうちに加入するのもコツです。保険は、一般的に年齢が低く健康なほど保険料が安く設定されているため、年を取り、持病や病歴などができてしまうと、保険料は上がってしまいます。終身保険のメリットの1つは「加入時の保険料が変わらない」という点にあるので、その点を考慮して早めの加入をおすすめします。

4-2. 貯蓄性を重視したい場合は「低解約返戻金型終身保険」

貯蓄を目的としたときには、やはり 保険料が割安な低解約返戻金型終身保険を選ぶのが基本 です。

貯蓄観点で意識したいのは、 加入前に返戻率を確認 しておくことと、 保険料の払込みが終わるまで解約をしない ことです。途中解約をすると解約返戻金が減ったり、場合によっては戻ってこないこともあるため、加入し続けられる保険料の商品を選ぶことが大切。受け取れる保険金は高いほどいいだろうと保険料の高い商品を選び、支払いの負担が重くなり途中解約して元本割れ…といった結果になっては元も子もありません。

また、積極的に運用したいなら外貨建型終身保険や変額終身保険を選択して、大きく増やすことを目指すという手も。ただし、ここまで解説してきたとおりリスクがあることも念頭に入れておきましょう。

4-3. インフレに備えたい場合は「積立利率変動型終身保険」

インフレ対策も考慮したいときには、積立利率変動型終身保険を選ぶとよいでしょう。

インフレとは、物価が上がり相対的にお金の価値が下がることを指します。インフレのリスクは保険にも関係していて、たとえば加入時に 500 万円の保険金がもらえる商品を選んでも、実際に受け取るときには物価が上昇しており、実質的な価値が現在の 450 万円くらいに下がってしまうことも考えられます。

積立利率固定型は積立利率があらかじめ決まっており、受け取れる解約返戻金や保険金が一定という点では安全性が高いタイプです。しかしインフレが起きた場合、実質的には損になってしまうことも。

これに対して、 インフレで効力を発揮するのが積立利率変動型 です。 インフレで市場金利が上がれば保険金や解約返戻金も上がる仕組み なので、インフレのリスクに対応した商品だといえます。これから金利上昇の可能性があるときには役立つ保険です。

5. 商品を選ぶとき、契約するときはココに注意!4つのポイント

保険の商品選びでは、ここは必ず見るべきというポイントがあります。前章のように加入する「目的」を考えるのと同時に、ここで説明する4つのポイントについても確認するようにしましょう。

5-1. 解約(予定)時の返戻率が高い商品を選ぶ!

返戻率とは、加入者が支払う保険料に対して、受け取ることのできる保険金や解約返戻金の割合のこと。例えば終身保険の解約返戻金の場合には、通常、保険料払込期間中の返戻率は 100 %を下回りますが、払込みが終わると 100 %を超えるといった仕組みになっています。

解約返戻金がどれぐらいもらえるのかの指標になるのが返戻率なのです。したがって、保険加入の 目的が貯蓄なら、将来お金が必要となるタイミングでの返戻率が 100% を超えること、できるだけ返戻率が高い商品を選ぶことがポイント です。

5-2. 目的にあったより有利な保険料の支払い期間を選ぶ

終身保険の保険料の払込期間は、基本的に「短期払い」と「終身払い」の2パターンから選ぶことができます。

短期払いの場合は、払込みをする年数( 10 年、 20 年など)や、払込みが終了する年齢( 60 歳、 65 歳など)など、選択できる期間は商品によって変わります。

終身払いの場合は、加入している限り保険料の支払いが発生し続けるため、老後で収入が少なくなったときの家計への負担も考慮しなくてはなりません。

また、貯蓄目的でお金を増やしたい(返戻率 100 %超で解約したい)のであれば、短期払いで支払いを早めに終えること。また、お金が必要になる時期が決まっているのであれば、それ以前に払い終えるように設計することが大切です。

5-3. 返戻率が高くなる保険料の支払い方法を選ぶ

保険料の支払い方法は、下記のように複数あります。

保険料の支払い(払込)方法

  • 月払 …保険料を1ヵ月ごとに支払う方法
  • 半年払 …保険料を半年ごとに支払う方法
  • 年払 …保険料を 1 年ごとに支払う方法
  • 一時払 …保険加入時に、すべての保険料を一括で支払う方法
  • 全期前納 …すべての保険期間分の保険料を、保険会社に預ける形で一括払いをする方法。年1回、毎月など保険料の支払日に、保険会社に預けたお金から保険料が支払われる

基本的に、月払よりも半年払、半年払よりも年払と、 まとめて支払うほど保険料は割安 になっていきます。

加入全期間の保険料を一括で支払う一時払や全期前納を選択することで、保険料を安くできるのと同時に、返戻率も高くなります。まとめて支払うと一時的には金銭的な負担が大きいものの、長い目でみればお得になるのです。ですから家計に余裕があり、ずっとその保険に加入し続けたいという場合には、無理のない範囲でできるだけまとめて支払うことを考えるとよいでしょう。

5-4. 投資の知識をベースに変額終身保険の運用方法を選ぶ

3-3 で解説した変額終身保険は、加入者自身がどのように運用するかの方針を決めていきます。運用する商品のラインナップ(=特別勘定)は保険によって変わり、国内外の株式や債券などから1つまたは複数を選択します。複数を選択する場合には、どの特別勘定を何%の比率にするか(例:国内株式 50 %、世界債券 50 %)を決めます。

どの特別勘定を選ぶかで運用実績も変わるため、 変額型を選択するのであれば、多少なりとも投資の知識があるほうがよい でしょう。初めて投資するという場合は、あらかじめ投資の基本について勉強することをおすすめします。

6. まとめ:自分の目的を整理し、ぴったり合った終身保険を選びましょう

終身保険の特徴や目的別の選び方、注意点など、選ぶときに知っておきたいポイントを紹介しました。解説してきたとおり、終身保険の保険料は定期保険と比較すると割高なものの、貯蓄としての機能を兼ね備えています。

保険料が割安に設定されている低解約返戻金型終身保険を選んだり、保険料の支払期間や支払い方法を工夫したりすることで、コストを小さくすることが可能です。さらに、死亡保障を得るだけでなく資産運用にも保険を活用したい場合には、積立利率変動型終身保険や変額終身保険、外貨建終身保険などを選ぶ手もあります。

いずれしても、自分が保険に求めることは何なのか、いざというときにどれぐらいの保障が必要なのか、家計の中で保険料はどれぐらい負担できるのかなどを考えて、自分に合った終身保険を選ぶことが大切です。

執筆者
執筆くらべる保険なび編集部

株式会社LHL(日本生命グループ)にて、「くらべる保険なび」の保険情報コンテンツの企画・編集・制作を担当しています。保険の専門知識を持つメンバーやFP資格を有するメンバーが情報収集や取材を行い、保険に関する基礎知識をわかりやすくお伝えします。

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