勉強机の配置で成績アップ!?学習に集中できるお部屋作りのヒント

2022-04-06

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小学校入学などを機に、「子どもが勉強できる場所」を確保するためのお部屋作りを考えるご家庭も多いでしょう。

そこで今回は、子どもの集中力アップにもつながる子ども部屋やリビングの作り方をご紹介します。

1. 集中力アップ!勉強しやすくなる子ども部屋とは?

1-1. ポイントは壁!勉強机の配置に注目

多くのご家庭では、勉強机を壁に向けて配置することが一般的でしょう。学習塾や学校の自習室でも、机の前に壁があることが多いでしょう。

自習室のように、不特定多数の多くの人が入退室したり、集まったりする場所であれば、壁に向かって勉強するほうが周囲を遮断でき、集中しやすいというメリットがあります。

しかし、自宅のように限られた人しかいない環境では、壁を背にして部屋の広い方を向く配置も注目されています。勉強机を壁に向けると、背後の気配が気になることをさけるためです。子どもの集中力が上がるよう、壁を背にして机を配置するご家庭も多いようです。

ただし、合う合わないという問題があるため、子どもの意見を聞いてから決めるとよいでしょう。壁を背にする場合は、マンガなど誘惑になるようなものが目に入らないような工夫が必要でしょう。

1-2. 子どもが学習しやすい「収納スペース」を設置

文房具や教科書、プリントなど、学習用品にはこまごましたものが多く、荷物の整理には困ってしまいますよね。子どもが小さいうちは、ひとりで整理がうまくできないため、ママパパが手伝ってあげるとよいでしょう。

プリントは引き出しがついた小さめの棚に、テーマごと仕分けするのがおすすめ。引き出しには「ママパパ用」、「じかんわり」などテーマごとにネームタブをつけると使い勝手もさらに増しますよ。

1-3. 照明の明るさにも配慮

子ども部屋の照明は、どの場所も明るく照らしてくれる照明器具を選びましょう。部屋を均一に照らしてくれる蛍光灯がおすすめです。

オレンジ色の暖かみのある暖色系の色は、落ち着いた雰囲気でリラックスしたい場所にはおすすめですが、勉強部屋には不向きです。子ども部屋には、太陽の光に近い自然な光の色と言われる「昼白色」を選ぶとよいでしょう。

1-4. 壁紙を変えるなら何色がいい?

子ども部屋の壁紙を選ぶなら、集中力アップを促す青色や緑色がおすすめです。いっぽう、「禁止」を示す色に使われることが多い赤色は、集中したい時には好ましくないと言われています。

2. リビング学習向け!勉強しやすい部屋作りのコツ

最近はリビング学習をする子どもも増えているようです。リビングは家族みんなが使う場所でもあるので、子どもの学習環境に合わせた工夫が必要となります。リビングを勉強がはかどる空間に変えるヒントをご紹介します。

2-1. リビングの本棚に勉強本を置く!

リビング学習のメリットとしてよく耳にするのが、知りたいことをすぐに聞けること。きょうだいや親に質問して疑問を解消できるのは、リビング学習ならではの利点です!

さらに、人に聞くだけでなく自分でもすぐに調べ物ができるよう、図鑑などの学習向けの本をリビング棚に置くご家庭も多いようです。ふだんからリビングで過ごすことが多い子なら、目の届くところに知的好奇心をそそられるような本を置いておくことで、おのずと勉強に興味がわき、学習意欲を高められるでしょう。

2-2. 少しの工夫で片付けのしやすいリビングに大変身!

子どもが学校から帰ってそのままリビングで勉強をする場合、荷物をおきっぱなしにしたり、教科書や文具を散らかしたままにしたりして、後片付けをしないことがあるかもしれません。

リビングが散らかることを防ぐためにも、片付けがしやすい収納ボックスなどを用意してあげましょう。ランドセルを収納するスペース、散らかった教科書を一時的に入れておくボックスなど、子どもが片付けしやすい環境を親が整えてあげるとよいでしょう。

2-3. リビング学習の時間を決めて勉強に集中!

リビング学習をしていると、勉強中にほかの家族が帰宅したり、夕飯の時間になったりして、勉強がはかどりにくくなりがちです。

「勉強時間は何時まで」と決めて、しっかり集中して取り組むことが大切です。リビング学習をするときは、だらだらと勉強することがないよう、時間を意識させましょう!

3. まとめ:子どもの心地よさを大切に!親子で最適な学習環境を作ろう

子どもの学習環境を整えることは、親にとっても子どもにとっても重要です。子どものためにと親があれこれ先走ってしまいがちですが、子どもの心地よさを考えることが最優先です。

新生活が始まるこの季節だからこそ、子どもにとってよりよい学習環境を作っていきましょう。

倉沢れい(編集者・ライター)執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。


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