ウチは多い?少ない?ママ友にも聞けない旦那さんのお小遣い事情

2022-03-07

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世帯収入や家のローン、子供の数などによって、旦那さんのお小遣い金額はそれぞれ違いがあると思いますが、世の中の平均的なお小遣い金額は一体どれくらいなのでしょうか?

日々、家計管理を行う妻の立場からすれば、節約のため、旦那さんのお小遣いは削りやすい項目であり、なるべく最低限の金額に抑えたいもの。しかし、あまりに削減するのも、旦那さんがかわいそうですよね。

それならば、ほかの家庭のお小遣い金額や具体的な使い道などを知ることによって、我が家のお小遣い事情を見直してみてもいいかもしれませんね。

そこで今回は、2021年に新生銀行が実施した『サラリーマンのお小遣い調査』を元に、ママ友にも聞けない旦那さんのお小遣い事情について、せまってみたいと思います。

1. サラリーマンの平均お小遣い金額は38,710円

「2021 年サラリーマンのお小遣い調査」(新生銀行) によると、男性会社員の平均お小遣い金額は、38,710円であることがわかりました。あなたの家庭と比べて、いかがですか?

さらに世代別にみていくと、20代が45,581円と1番高く、その後30代(40,710円)、40代(33,205円)と下降し、50代(35,674円)で再び増加します。

20代はまだ独り身が多く、自由に使えるお金があるため、どの世代よりもお小遣い金額は高くなっています。しかし、30~40代は結婚し、家族を持つ人も増えるため、家のローンに加え、子供の成長にともない教育費などの出費がかさむ世代でもあるため、自然とお小遣い額も減少傾向にあるのでしょう。

50代は、30~40代とくらべ、お小遣い金額も上がりますが、それでも20代と比べて低い水準となっています。

1-1. 意外な結果!子あり共働き世帯と専業主婦世帯の金額比較

世帯年収にも左右される旦那さんのお小遣い金額ですが、ダブルインカムの子あり共働き世帯と旦那さんのみの収入でやりくりする子あり専業主婦世帯では、金額にどのような差が現れるのでしょうか。

既婚・子なし世帯の場合、旦那さんのお小遣いは専業主婦世帯の34,911円より共働き世帯の方が1万円程度高い44,707円なのに対し、既婚・子あり世帯の場合は、共働き世帯の平均額が31,837円、専業主婦世帯の平均額は31,732円と、ほぼ同額であることがわかりました。

1-2. ママ必見!子供の就学状況別旦那さんのお小遣い平均相場

子育て世代の30~40代は子供が大きくなるにつれ、習い事や塾、学費など教育費の出費もかさみ、旦那さんのお小遣い金額も下がる世代。

実際に、「子どもあり」と回答した人の平均金額は30,337円と、全体の平均金額38,710円に比べ、5,000円ほど少なくなっています

さらに子どもの就学状況別に見ていくと、子どもなし共働き世帯が4万円を超えている一方、未就学児/小学生世帯、中高生のみの世帯では3万円を下回っており、子育て・教育費の負担が大きいであろうことが読み取れます。

未就学児と小学生がいる世帯は、妻もなかなか外で働けず、夫の収入のみに頼ることとなり、あまり家計に余裕が持てない状況になりがちです。その後、子どもたちがすべて小学校に上がると、一旦育児が落ち着き、パートなどで働き出す人も増えるため、家計にも余裕が生まれ、旦那さんのお小遣い金額もアップする傾向にあるかもしれませんね。

しかし、その時期を過ぎると、塾代や大学進学費用の準備など、教育費がふくらむ中高生の時期にさしかかるため、このタイミングで再度お小遣い金額は落ち込むようです。

2. 何に使ってる!?お小遣いの使い道を一挙公開

ほかの家庭のお小遣い金額がわかったところで、次に気になるのが、お金の使い道。

引き続き、新生銀行が行なった「20121年サラリーマンのお小遣い調査」を元に、世の旦那さんが、一体何にどれくらいの金額を使っているのか、探ってみたいと思います。

2-1. 第1位は昼食代!

日々の生活において、絶対に必要な支出があるように、お小遣いの使いみちとして、「必要不可欠なもの」について質問してみたところ、「昼食代」という回答が圧倒的に多い結果となりました。

次いで、「携帯電話代」「趣味の費用」「嗜好品代」と続いています。

2-2. 1ヵ月の飲み代は平均13,229円!サラリーマンの飲み代事情

夫婦喧嘩の発端にもなりやすい旦那さんの「飲み事情」ですが、サラリーマンの1ヵ月の飲み代の平均は13,229円

全体の平均お小遣い金額38,710円からすると、3分の1以上を飲み代で使っていることがわかります。

さらに飲み代と頻度について聞いてみると、飲みに行った場合の1回の平均飲み代は、6,159円、1ヵ月で飲みにいく回数は2.1回という結果となっています。

対して、自宅でお酒を飲む回数は1ヵ月平均11.2回で、外で飲む機会よりも圧倒的に上回っており、厳しいお財布事情の中、やりくりしている旦那さんたちの姿が目に浮かびますね。

あなたの旦那さんは、平均と比べて、いかがでしたか?

時に息抜きも必要ですが、やはり妻の立場からすれば、なるべく控えて欲しい項目でもありますね。

3. 切ない…サラリーマンのやりくり・節約術

全体的に決して余裕があるとは言えない旦那さんのお小遣い事情。決まった金額の中で支出を抑えなければならないため、旦那さんの中には節約を心がけ、やりくりをしている人もいるようです。

妻たちも意外に知らない、旦那さんたちの節約術とは、一体どんなものなのでしょうか。

3-1. やりくり実施率は約7割!昼食費を減らして1ヵ月を乗り切る

調査結果を見てみると、全体で約7割が、節約をしながら、やりくりをしているのがわかります。

具体的なやりくり術の第1位は、「昼食費を安くする」で、約3割が飲食代を削ってやりくりを実施しています。第2位は、「水筒を持参する」第3位は「外で飲む回数を減らしている」となっています。

3-2. おこづかいが足りないときは我慢!

頑張ってやりくりしたけど、それでもお金が足りない……。

そんな状況に陥った時、多くの旦那さんはどのように切り抜けているのでしょうか?
調査結果によると、圧倒的な第1位は、「使わずに我慢する」。なんと全体の6割の人が、足りないと感じても、なんとか我慢で乗り越えているようです。

第2位「預貯金を取り崩す」、第3位「家計から捻出する」はどちらも、妻ががっつり家計を管理している場合は、厳しい対応策ですね。

4.まとめ:2~4万円台を推移する旦那さんのお小遣い生活

今回、新生銀行の「2021年サラリーマンのお小遣い調査」を元に旦那さんのお小遣い金額をご紹介しましたが、20~50代までのサラリーマンのお小遣い金額は、3.3~4万円台の幅におさまっているようです。

あなたが想像していた金額と比べて、いかがでしたか?

しかし多くの家庭において、旦那さんたちが、決められたお小遣いの中でけなげにやりくりをし、1ヵ月を乗り切っていることを思うと、あらためて「お疲れ様!」と伝えたくなるような、ほんのり優しい気分になりますね。

※本記事は2022年3月時点の情報をもとに作成しています。

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