特別なスキルのない40代主婦でもフリーランスとして活躍できる?

2022-04-06

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子育てでいったん仕事をやめたけど、ローンの返済や教育費を考えるとお金が必要。子育てしながら自分の裁量で働ける仕事がしたい。家族の介護が必要になって、会社で働き続けるのが難しくなった。

人によって事情はさまざまですが、組織に所属さず「フリーランスで働くこと」を選択する女性たちも昨今は増えてきています。では特別なスキルのない40代主婦でも独立できるのでしょうか?

1. どんな仕事で独立する?職種の選び方のヒント

結論から言えば、現状、特別なスキルがなくても、今後の努力次第で40代からの独立は可能です。

ただ、「特別なスキルがない」と自覚している人は、今後どのように独立するためのチャンスをつかめばよいのでしょうか? その第一歩として、どんな事業で独立を果たすのか、職種選びのヒントをご紹介します。

1-1. 過去の経験を生かす

今まで仕事にしていたことを生かして独立する場合、全く新しいことを始めることに比べて、持っている知識やスキルを応用することができます。

さらに元同僚や元取引先で親しい人がいれば、お仕事を紹介してくれるなど、人脈の面でも支えられる面もメリットの一つ。独立する人の多くは、過去のキャリアを生かすパターンが多くを占めるでしょう。

1-2. アイデアを形にする

普段の家事や子育てのなかで思いついたアイデアから商品を作るなど、主婦目線、ママ目線の起業も増えています。例えば、使いやすい掃除道具やキッチン用具、ベビーグッズの開発などがあげられます。

実際に商品やサービスがヒットするケースも多々あります。ただし、知識がゼロの状態から始めたり、初期費用が必要だったりすると、起業のリスクがともなう面もあります。

1-3. 趣味を仕事につなげる

仕事ではなく、趣味のスキルを活かして独立するケースも最近では増えています。アクセサリー作りや料理、ネイルなど、趣味を突き詰めることで、プロ級の腕前となり、友人間の口コミも手伝って、独立を叶える女性もいます。

フラワーアレンジメントやお菓子などの教室も、はじめは趣味で友人などに教えていたものが好評を得て、教室を広げるきっかけになるケースも多いようです。

2. 独立しやすい仕事は? 40代からでも始めやすい職種を解説

では、具体的に独立のチャンスはどんな仕事にひそんでいるのでしょうか? いくつか事例を紹介しますので、今後、独立を考えている人は、どんな分野にしぼって準備をしていくかを考えながら、ぜひ参考にしてみてください。

2-1. 輸入ビジネス

海外に買い付けに行ったり、海外のオークションサイトなどで販売しているものを購入したりして、ネットで販売することで利益を得るビジネスです。

個人向けの洋服や雑貨類以外に、ビジネスシーンで使える海外製の商品を日本に持ち込み、法人の取引先を開拓したことで、成功したママもいます。ただ、売れなかった場合に在庫を抱えてしまうリスクや労力に比べて利益が薄いというデメリットもあります 。

輸入ビジネスを始めるには、貿易に関する法律の理解が不可欠です。さらに中古品の売買を行うには「古物商」の許可申請が必要になるなど、商品によっては許可や届出が必要となるケースもあります。

2-2.ハンドメイドアイテムの販売

アクセサリー類をはじめ、手作り石けんなどのコスメ類やバッグなどの小物類の手作りアイテムをネットで販売する人は、ますます増えてきています。

最近では、さまざまなハンドメイドサイトがあるため、わざわざホームページを立ち上げなくても、サイトに出品するだけですぐに販売できるというメリットもあります。さらにSNSをうまく活用することで、販売経路も開拓できるため、いかにマーケティング戦略を練って売上に結びつけるかもキーとなります。

商品を販売する以外にも、ワークショップを開いて、講師として活躍することもできるでしょう。

2-3.整体・マッサージ

もともとセラビストとしてマッサージの仕事をしていた人はもちろん、スクールなどで勉強したのち、開業をする人も多いようです。

自宅の一室にマッサージルームを作って、サロンを経営しているケースや出張マッサージを請け負ったりするケースなど、形はさまざま。

例えば、産後の骨盤ケアやベビーマッサージなど、ママならではのサービスを打ち出すことで、差別化されやすく、ニーズも高まるというメリットもあります。

2-4.コンサル系の仕事

経験と知識を生かして、高単価が狙えるのがコンサル系のサービスです。サービス内容は。自分の得意分野で、さらに困っている人が多いジャンルに絞るとよいでしょう。自分では特別なスキルとは思っていない業務知識や経験でも、異業種の人には貴重なものである場合もあります。

最近増えているのは、元PRのキャリアを生かした広報支援。SNSの活用方法やPR戦略などのアドバイスなどがあります。

そのほか働き方に悩む女性や副業希望の人に向けて、起業相談にのるコンサルのお仕事もニーズが高まっているようです。

2-5.WEBライター

最近はさまざまなWEBメディアが増えたことで、未経験からでもチャレンジしやすい職種です。仕事を仲介してくれるサービスも増えているので、サービスに登録することで案件を紹介してくれる機会に恵まれます。

ただし、単価の安い案件が多いため、作業量に対して利益が薄いのがデメリット。インタビューができたり、専門分野について書けたりすると、ぐっと単価も上がるでしょう。

まずは実績作りのために、さまざまな仕事をこなした上で、最終的には専門分野を持って仕事をすることで、ライターとしてのキャリアアップにつながっていきます。

3.まとめ:まだまだ諦めたくない40代からの起業!

現在進行形で子育てに奔走するママも、子育てに手がかからなくなってきたママも、自分らしく働くことを諦めず、人生の後半戦もますます楽しんでいきたいものです。

起業までには長い道のりがかかったり、起業したところで成功につなげるには想像以上の努力が必要となったりもしますが、想いを実現できるよう、今できることから準備を進めていきましょう!

倉沢れい執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。

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