保活に失敗!認可保育園に落ちたらまずやることリスト

2022-04-06

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4月からの認可保育園に入園申し込みをしているご家庭にとっては、そろそろ結果の通知が届く時期です。 もし「不承諾通知」を受け取ってしまったらどうしよう!と不安を抱えているママパパも多いかもしれませんね。

今回は、認可保育園の一次募集に全滅した場合、すぐにやるべきことをいくつかご紹介します。

1. スピード勝負!リベンジ保活で再起をかける

許可保育園から不承諾通知が届いても、落ち込んでいる時間はありません。すぐさま次の行動を起こしましょう。

1-1. 認可保育園の二次募集に応募する

認可保育園の選考結果が出た後に、二次募集がかかる場合があります。一次募集よりさらに狭き門になることは避けられませんが、自宅近くだけでなく通園可能圏内で二次募集がかかっている認可園があれば、ダメ元でも応募して最後までベストを尽くすのも大切です。

仮に4月時点でどの園にも入れなかった場合でも、申し込みを継続したり、すぐに次期の申込みを入れたりするなど、次につなげるため行動を欠かさないようにしましょう。

1-2. 認可外保育園に応募する

許可保育園の選考結果が出る前に、万が一に備えて認可外保育園を2つほどピックアップしておくと安心でもあります。

認可保育園に落ちてしまった場合は、目星をつけていた認可外園に空き状況を問い合わせてみましょう。

認可保育園への入園を希望する人の多くは、入れなかったことを考えて認可外の施設にも申込みを入れているケースが大半。認可保育園の合否通知が届く今の時期は、認可に内定した人が認可外を辞退や退園することが多いため、空きが出るチャンスでもあります。

なお、もし認可外保育園に入園が決まったとしても、ゆくゆくは認可保育園に転園したいと考えている場合は、認可保育園への入園申請は取り下げないようにしてくださいね。

2. 保育園落ちたら働き方の検討を!職場への連絡と相談事項

保育園に落ちたら、今後の働き方について、職場に相談をしましょう。

2-1. 育休の延長を検討する

保育園に落ちて職場復帰できない場合は、育休(育児休業)を延長することも可能です。これまでは最長で1年半と定められていましたが、2017年10月からは、最長2年まで育休の延長が可能になりました。

認可保育園の一次募集に落ちたら、まずは職場の上司や人事担当者に連絡をして、状況を説明し、育休延長の手続きについて確認しておくと安心です。

育児休業の延長については以下をご参照ください
育児休業給付金ガイド!いつまで・いくらもらえる?基本知識を解説!>1-2-3.認可保育園の空きがない場合は子が2歳になるまで

2-2. 勤務形態を変えられないか相談する

リモート(在宅)勤務や時短勤務が可能か、しばらくはパートとして働けないかなど、会社側と交渉してみるのも方法の一つです。

もちろん会社によってはかなり厳しい面もありますが、筆者の知っているママでも、在宅でできる仕事を提案し、成果を残すことを前提に、リモート勤務を実現させた方もいます。

3. 当面の預け先の確保を!保育園以外の選択肢を検討してみる

保育園に入れない場合は、ほかの選択肢も検討してみましょう。

3-1. ベビーシッター

かつてはお金のある特別な人しか利用しないようなイメージがあったベビーシッター。最近は低コストで、気軽に利用しやすいサービスが増えてきています。

そのため待機児童になったときに、ベビーシッターを使用して、認可保育園に入るまでをしのいだという家庭もあります。

自治体によっては、一定期間のベビーシッターの利用は、認可保育園入園申し込みの際、加点対象になることがあります。その際は、子どもを預けていることを証明する「受託証明書」を必ずもらうようにしましょう。

ベビーシッター費用の相場は、1時間2,000円前後~3,000円ほど。業者や依頼するシッターさんによって料金の幅があるため、サービス内容と価格のバランスを見ながら、最適なシッターさんを探すのがよいでしょう。

ベビーシッターの体験レポート
【体験レポート】料金は?利用法は?初めてのベビーシッター

3-2. ファミリーサポート

ファミリーサポートとは、地域で育児などの援助を受けたい依頼会員と、支援を行いたい提供会員で構成されています。提供会員は、保育施設等への子どもの送迎や預かりなどの依頼に対応してくれます。保育園の代替にはなりませんが、一時的な預かり等のサポートも受けられます。

依頼会員になるには、住んでいる自治体の会員登録が必要となります。利用方法などの講習会や会員同士の交流会などを実施されることもあるようです。基本的には、ファミリーサポートセンターが依頼を申し入れた依頼会員と提供会員をマッチングする流れになります。

各自治体によって若干異なりますが、ファミリーサポートにかかる料金は、1時間あたり700~1,000円が相場です。早朝や夜、年末年始など利用時間や時期によって料金は変わるため、「利用時間と料金」は事前に確認しておきましょう。

参考
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)について (厚生労働省WEBサイト)

4.まとめ:マイナスだけじゃない!働き方を見直す貴重なとき

育児によってどうしても働き方に変化が生まれてしまうため、ついマイナス面ばかり目についてしまうことも多いと思います。しかし考え方によっては、今後の働き方を見直すよい機会としてとらえることもできます。

それまでのように働けなくなるからこそ、今後長い目で見て、どのように働きたいのか、どんな仕事をしていきたいのか、自分のキャリアを冷静に考える機会にもなるのではないでしょうか。保活問題は育児の洗礼を受ける第一段階になりますが、その都度やれることを見つけてベストを尽くしていきましょう!

倉沢れい(編集者・ライター)執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。


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