今年もインフルエンザが大流行! 日常的にできる子どもの感染症予防対策

2019-12-27

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気温が下がり、空気が乾燥する真冬の季節はインフルエンザなどの感染症にかかりやすいとき。お子さんの体調管理には注意したいものですが、保育園や外出先で思いがけずウイルスに感染してしまうことも多いでしょう。

そこで今回は、ママが簡単にできる子どもの感染症対策をご紹介します。

1.寒い冬に気をつけたい子どもの感染症とは?

 

お子さんがいるご家庭で冬の季節に特に注意したい感染症をご紹介します。

※以下、本章の感染症の説明は、厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」をもとに作成しています。出典元ガイドラインはこちら

1-1.インフルエンザ

■インフルエンザの症状
感染後、1~4日間の潜伏期間があります。
突然、高熱が出て、3〜4日間続きます。また、熱とともに、倦怠感、食欲不振、関節痛、筋肉痛などの全身症状や、のどの痛み、鼻水、咳などの症状をともないます。通常は1週間程度で回復しますが、気管支炎、肺炎、中耳炎、熱性けいれん、急性脳症などの合併症が起こることもあります。

■インフルエンザの予防法
インフルエンザワクチンを接種(いわゆる予防接種)することで、発病を予防したり発病後の重症化や死亡を予防したりする一定の効果があるります。予防接種をすれば、絶対にかからないというものではありません。手洗い・うがい、手指の消毒を行うことや感染者との接触を避けることが感染対策につながります。

1-2.ノロウイルス感染症

■ノロウイルス感染症の症状
感染後、12~48時間の潜伏期間がありあす。
主な症状は嘔吐と下痢で、脱水を合併することがあります。乳幼児だけでなく、学童、成人への感染も多く、再感染してしまうこともあります。たいていは1~3日で治癒します。

■ノロウイルス感染症の予防法
経口感染、接触感染、空気感染により感染するため、手洗い等一般的な予防法を徹底します。ウイルスが含まれた水や食物、手を介して感染するほか、処理をしていない嘔吐物等が乾燥して空気中に舞い上がり感染することもあるため、感染者の嘔吐物の処理に注意が必要です(次章で紹介)。

1-3.ロタウイルス感染症

■ロタウイルス感染症の症状
感染後、1~3日間の潜伏期間があります。
主な症状は嘔吐と下痢で、しばしば白色便となることがあります。脱水がひどくなる、けいれんがみられるなどの場合は、入院が必要となることがあります。まれに脳症を合併して、けいれんや意識障害を起こすこともあります。通常は2〜7日で治癒します。

■ロタウイルス感染症の予防法
経口感染、接触感染、飛沫感染により感染し、非常に感染力が強いため、ノロウイルス同様に手洗いなどの一般的な予防法を徹底します。乳幼児に対しては、経口生ワクチンを接種することもできます。

1-4. 溶連菌感染症

■溶連菌感染症の症状
感染後、2〜5日間の潜伏期間があります。伝染性膿痂しん(とびひ)の場合は7~10日間。
主な症状は、扁桃炎(へんとうえん)、伝染性膿痂しん(とびひ)、中耳炎、肺炎、化膿性関節、骨髄炎、髄膜炎などです。

扁桃炎では、発熱やのどの痛み・腫れ、化膿、リンパ節炎が生じるとともに、舌が苺状に赤く腫れ、全身に鮮紅色の発しんが出ることもあります。また、発しんがおさまった後に指の皮がむけることもあります。

伝染性膿痂しん(とびひ)の症状では、発症初期には水疱(水ぶくれ)ができ、化膿したり、かさぶたを作ったりします。

■溶連菌感染症の予防法
飛沫感染や接触感染により感染するため、手洗い・うがい等を徹底します。

1-5.RSウイルス感染症

■RSウイルス感染症の症状
感染後、4〜6日間の潜伏期間があります。
呼吸器感染症で、乳幼児期に初感染した場合の症状が重くなる傾向にあります。特に、生後6か月未満の乳児では重症な呼吸器症状を生じて、入院が必要になることもあります。一度かかっても十分な免疫が得られず何度も罹患する可能性がありますが、再感染・ 再々感染した場合の症状は、徐々軽くなっていきます。

■RSウイルス感染症の予防法
飛沫感染、接触感染により感染するため、手洗い・うがいを徹底します。

(出典)厚生労働省 保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)をもとに『くらしのお金ニアエル』にて作成

2.正しいやり方は? 嘔吐物の処理方法を解説

感染症にかかって子どもが嘔吐してしまった場合、嘔吐物には大量のウィルスが含まれるため、家庭内感染を引き起こすおそれがあります。感染を防ぐには、嘔吐物を適切に処理しなければなりません。ポイントは、嘔吐物を拭き取ったあとの消毒です。

※以下、厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」をもとに嘔吐物の処理方法を紹介します。

2-1.嘔吐物の処理方法

嘔吐物は、以下の手順にしたがって処理します。

  1. 嘔吐物を外側から内側に向かって静かに拭き取る
  2. 嘔吐した場所の消毒を行う
  3. 換気を行う
  4. 処理に使用した物(手袋、マスク、エプロン、雑巾等)はビニール袋に密閉して、廃棄する
  5. 処理後は手洗い(液体石けんも用いて流水で30 秒以上実施)を行い、状況に応じて、処理時に着用していた衣類の着替えを行う

嘔吐した場所、嘔吐物がついた物の消毒は以下の表のように行います。

■消毒のしかた

ぬいぐるみ・布類汚れを落とし、0.02%(200ppm)の次亜塩素酸ナトリウム液に十分浸し水洗いする。色物や柄物には消毒用エタノールを使用する。
洗えるもの洗浄後に0.02~0.1%(200~1000ppm)の次亜塩素酸ナトリウム液に浸し、陽に干す。色物や柄物には消毒用エタノールを使用する。
洗えないもの汚れをよく拭き取り、0.05~0.1%(500~1000ppm)の次亜塩素酸ナトリウム液で拭き取り、陽に干す。

2-2.消毒液の作り方

次に消毒液の作り方を紹介します。

消毒に使う次亜塩素酸ナトリウム液は、市販の塩素系漂白剤(成分に次亜塩素酸ナトリウムが含まれているもの)を薄めて作ることができます。価格は、600mlで200円程度です。

次亜塩素酸ナトリウム液の作り方(濃度約6%の塩素系漂白剤を使用する場合)

  • 0.1%(1000ppm)濃度の希釈液の作り方
    水1lに対して約20mlの塩素系漂白剤を加えます。
    (500mlペットボトルにキャップ2杯弱が目安)
  • 0.02%(200ppm)濃度の希釈液の作り方
    水1lに対して約4mlの塩素系漂白剤を加えます。
    (500mlペットボトルにキャップ0.5杯弱が目安)

なお、次亜塩素酸ナトリウム液を使用するときには以下の点に十分ご注意ください。

次亜塩素酸ナトリウム液を使用するときの留意点

  • 酸性物質(トイレ用洗剤等)と混合すると有毒な塩素ガスが発生する。
  • 金属腐食性が強く、錆びが発生しやすい。(金属には使えない)
  • 汚れ(有機物)で消毒効果が低下する。そのため、嘔吐物等を十分拭き取った後に消毒する必要がある。また、哺乳瓶は十分な洗浄後に消毒を行う。
  • 脱色(漂白)作用がある

(出典)厚生労働省 保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)をもとに『くらしのお金ニアエル』にて作成

3.子どもの感染症を防ぐ3つの対策

日々の忙しさのなかで、つい感染症対策への注意を怠り、気付いたら子どもが発熱なんてこともありえます。3つの予防対策を毎日しっかり行うことが、万が一の事態を少しでも避けることにもつながります!

3-1.うがい・手洗いを徹底

おもな感染経路には「飛沫(ひまつ)感染」、「空気感染」、「接触感染」があります。す。

特にインフルエンザや感染症胃腸炎、RSウイルスなどの主な感染経路である飛沫感染、接触感染は手についたウイルスが体に入って感染することがほとんどのため、うがい・手洗いといった一般的な予防法を習慣的に行いましょう

まだうがいができない小さい子どもの場合は、水分を補うだけでもOK。口の中が乾燥してしまうと清潔が保てずウイルスに感染する確率が高まるため、空気が乾燥しているときは、適度に水分をとるようにしましょう。

3-2.人が少ない午前中に外出

感染症予防のために、外出は控えた方がいいのではと迷うこともありますが、必要な用事があったり、子どもも外で遊びたがったりと完全に外出をしないというわけにもいきませんよね。

そんなときは、なるべく人が少ない午前中の早い時間にお出かけしたり、人が少ない場所を選んででかけたりするのがおすすめです。

3-3.鼻水が出たらこまめに拭く

寒くなると、鼻水が出ることが多い子どもたち。鼻水を放置したままにすると、病気の原因になることもあるので注意が必要です。鼻水で鼻が詰まると口呼吸になるため、ウイルスや細菌が直接体内に侵入して、感染症にかかりやすくなります。

感染症予防のため、鼻水は出たらまめに拭くことが大切です。自分で鼻がかめない小さい子どもは、ママがこまめにケアをしてあげましょう。

4.まとめ:子育ては体が資本!親子で日々の予防を心がけましょう

感染症が流行する冬、「大人は子どもほど重症化しないから大丈夫」と気を抜くのは要注意! ママのなかには子どもからウイルスをもらい、想像以上に症状がひどく、つらい思いをした人も少なくありません!

子どもの心配のみならず、親子でしっかり感染症対策をおこなってくださいね。

執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。
 

※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。

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