安く抑えるコツ・引越し費用の相場を解説!(家族構成別)

2022-04-06

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新居を購入したり、遠方への転勤が決まったりと、人生のステージが変わることで引越しが必要となることも多いですよね。

そこで気になるのが、やっぱりお金のこと。
できれば、お得に賢く引越しを済ませたいと考える人がほとんどではないでしょうか?

そこで今回は、パターン別引越し費用総額の相場と費用を安く抑えるためのコツをご紹介します!

1.これだけかかる! 引越すためにかかる費用の内訳

引越しは、荷物を運ぶ引越し作業代だけでなく、さまざまな費用が必要になってきます。引越しにかかる総額を見積もるにあたり、どんなお金がかかるのか、まずはピックアップしてみましょう。

1-1.引越し作業の費用

荷物を梱包したり、新居に運んだり、実際の引越し作業にかかるお金のことです。引越し業者に依頼する家庭が一般的ですが、コストをかけないために自分たちでやるというケースでも、レンタカー代やガソリン代、協力してくれた人へのお礼代などが必要になります。

1-2.退去費用

賃貸物件に住んでいる場合は、引越す際に原状回復の義務が生じるため、不注意や故意で部屋を傷つけてしまった場合は、退去費用を支払わなければなりません。通常、最初に預けた敷金から引かれるため、あらたな負担が生じることは少ないようですが、契約内容によっては、足りない場合は別途追加で支払わなければならないケースもまれにあります。

1-3.新しい物件の契約費用

新居の契約費用は、引越し費用の総額の中でも大きな支出項目になります。賃貸物件にあらたに入居する場合は、敷金や礼金、不動産仲介手数料などが必要になります。プラス翌月分の家賃を「前家賃」として支払うのが一般的です。

新居を購入した場合は、頭金や手付金などの初期費用、さらにローン契約に関するお金も必要になってきます。

1-4.そのほか見積もっておきたい費用

新しく家具・家電を買い揃えたい場合の購入費用や、損害に備えるための保険への加入費用なども、家庭によっては必要となる費用としてあげられます。家族で話し合ったうえ、かかってくるであろう費用の項目を整理して、上限金額を事前に想定しておくと安心ですよ。

2.家族構成別! 引越し費用の相場とは?

では実際に、引越しにまつわるお金の総額がどれくらいかかるのか、パターン別に金額の相場をご紹介します。

夫婦・カップルの引越しにかかる費用【約40万円】

※設定条件(新居の家賃が8万円、敷金1ヵ月、礼金1ヵ月、同都道府県内)

  • 前家賃   8万円
  • 敷金    8万円
  • 礼金    8万円
  • 仲介手数料 8万円
  • 引越し代  8万円 ※引っ越し代は「LIFULL引越し」サイトを参考

同都道府県内の家賃8万円の新居に引越した場合の総額は、引越し料金が高くなる繁忙期(3~4月)を避けても、ざっくり見積もって40万程度。結婚して新居をかまえる場合は、あらたに家具・家電を揃える必要も出てくるため、かかる総額もその分高くなります。

家族(3~4人)の引越しにかかる費用【約60万】

※設定条件(新居の家賃12万円、敷金1ヵ月、礼金1ヵ月、同都道府県内)

  • 前家賃   12万円
  • 敷金    12万円
  • 礼金    12万円
  • 仲介手数料 12万円
  • 引越し代  10万円 ※引っ越し代は「LIFULL引越し」サイトを参考

こちらも繁忙期を避け、同都道府県内で見積もった場合、上記条件の家族3~4人世帯で約60万円。家族が多く、引越し先の家が3LDKとスペースが広かったり、荷物の量が多かったりする分、費用がかさむ可能性があります。

3.引越し費用を安く抑えるために知っておきたいこと

引越しはまとまったお金が必要になるため、なんとか費用をおさえたいものですよね。しかし、実はちょっとした一工夫を行うことで、コストカットができちゃうんです!

そのために、知っておきたいとっておきの情報をお届けします。

3-1.繁忙期からずらした時期を選ぶ

新生活が始まる4月に合わせて引越しをする人が増えてくるため、一般的に3~4月は引越し料金が高くなります。全体的に3~4万程度、料金が変わってくるため、繁忙期を避けるだけでもだいぶ費用を抑えられます。

3-2.引越すなら平日の午後以降もしくはフリー便

一般的に土日や午前中の日時指定は、引越し料金が高くなります。コストを下げるためには、平日に引越しを行い、さらに引越し当日の時間指定をしないという方法が最も費用を抑えることができます。しかし、さすがに時間指定をしないと1日のスケジュールが決まらないという場合は、午後指定にして申し込みをするようにしましょう。

3-3.不用品を処分して荷物を少なくする

引越し料金は、日時や距離のほか、荷物の量や大きさによっても、変わってきます。そのため、荷物は最小限にまとめて引越しをするのがベスト。使わなくなった家具や家電はリサイクルショップに持ち込んだり、ネットオークションなどで売るのがおすすめです。

3-4.必ず相見積もりをとる

安く、賢く引越しをするためにも、相見積もり(一括見積もり)で、適正な価格を把握してから、直接業者に交渉するのがおすすめです。

価格はもちろんサービス内容や補償内容、対応など総合的にみて判断するとよいでしょう。

4.まとめ:引越しは段取り力が重要!

引越しには、時間やお金が必要になるため、効率的に進めるのがベストですよね。引越し作業の見積もりを依頼するのも、1ヵ月前を目安にすると予定もスムーズ。さらに、早めに見積もりをとっておくことで業者側も予定を調整しやすい(繁忙期以外)ため、交渉しやすいというメリットもあります。引越しが決まった際は、予算とスケジュールをしっかり組んで、早めの行動を心がけましょう!

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