注目の「ポイ活」とは?特徴や注意点を解説

2022-04-06

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消費税率が10%にアップしました。増税しても仕事の収入は変わらないので、家計がますます厳しくなると頭を悩ませている人も多いでしょう。そんな中、SNSやテレビなどで今、話題になっているのが「ポイ活」です。

今回はポイ活の基本として、ポイ活とは何なのか、どんなサービスがあってどう活用すればいいのか、注意すべき点などを解説していきます。

※本記事は公開当時の情報をもとに作成しています。最新の内容とは違う可能性があります。

1. ポイ活って何?基本を知ろう

ポイ活とは、ポイントを上手に増やしたり使ったりする活動のこと。そう聞くと、自分も身近なドラッグストアでポイントカードを作っているし、ネットショップの買物でポイントを貯めているので、それもポイ活なの?と思う人もいるかもしれません。ポイ活に定義はありませんが、「なんとなくポイントを貯めている」という程度では、ポイ活とは言わないようです。

ポイ活の基本は、いかに効率よくポイントを貯めていくかを考え、実行することです。それに欠かせないのは、情報収集や購入時期などの工夫。キャンペーンを見逃さず、ポイントが倍増するお得な日まで待ってから買物をしたり、クレジットカードやスマホ決済など、その時、その店でもっとも得できる決済方法を選ぶなど、さまざまな工夫をすることでポイントが貯まるスピードを倍増させるのです。

2. 代表的なポイントサービスはこの4つ

ポイ活をするなら、ぜひ活用したいのがこの4つのサービス。すべてを使う必要はないので、自分が貯めやすいポイントを見極めましょう。

2-1. 楽天スーパーポイント

今や、「楽天経済圏」という言葉があるほど、あらゆるサービスを網羅している楽天。楽天スーパーポイントを貯めて家計の足しにするポイ活賢者が続出中です。楽天のサービスを利用するごとにポイントが貯まる「SPU(スーパーポイントアップ)」という仕組みが特徴。一般の楽天会員のSPUは1倍ですが、生活用品や書籍の購入は楽天市場・楽天ブックス、ホテルや航空券の予約は楽天トラベル、美容院の予約は楽天ビューティ、スマホは楽天モバイルなど、各種サービスを使う(一定の条件あり)ごとにSPUがアップしていきます

2-2. dポイント

NTTドコモ運営のdポイントは、コンビニエンスストアやファストフード店など、身近なお店がポイント加盟店として名を連ねており、貯めやすさと使いやすさでドコモユーザー以外でも利用者が拡大中です。ネットサービスでは無印良品やアマゾンでも「d払い」(ドコモのスマホ決済)は利用できますが、こちらはドコモユーザーのみ。貯めたdポイントはこの後紹介する「ポン活」でも使うことができます。

2-3. Pontaポイント

Pontaポイントといえば「ポン活」が大人気。ポン活とはローソン店頭のLoppiやローソンの公式アプリから「お試し引換券」を発行し、ポイントとお菓子やドリンクなどを交換すること。Pontaポイントは通常1ポイント=1円ですが、お試し引換券では、例えば108円のスナックが30ポイントで、288円のチョコレートが130ポイントで交換できたりします。ポイントの価値が2~3倍になるので、とにかくお得です。

2-4. Tポイント

主婦の間で注目されているのが、ドラッグストアのウエルシアでTポイントを使う「ウエル活」です。人気の理由は、ウエルシアで、毎月20日のお客様感謝デーにTポイントを使うと、1.5倍分の買物ができるため。200円分のTポイントなら300円分、1万円分のTポイントなら1万5000円分の買物ができるお得さは格別です。

3. ポイントサイトを活用してポイントを貯める

ポイ活でもう1つ外せないのが、ポイントサイトを利用すること。ネットショッピングなどをする際、直接サイトから購入せずにポイントサイトを経由するだけでポイントを貯めることができます。

ポイントサイトは、最近CMでも見かけるハピタスのほか、Point Incomeライフメディアなど運営会社が多数あります。経由してポイントを貯めるだけでなく、ポイントサイトでミニゲームをしたり、アンケートに答えたり、広告を見るだけでもポイントが貯められます。こういったスキマ時間にコツコツ貯める系のほかに、クレジットカードを新規で作ったり、ローンの一括見積りなどをすると、まとまったポイントを獲得できます。

貯めたポイントの交換方法はポイントサイトによって違いますが、例えば、指定の銀行に現金振り込みをしたり、楽天スーパーポイントやTポイントといったポイントに替えたり、ギフト券に替えることができます。

4. ポイ活をするときの3つの注意点は

このように、活用方法によってとてもお得になるポイ活ですが、注意したいこともあります。

4-1. ポイントを貯めようとしてムダ遣いしてしまう

ポイントを貯めることを目的にしないことが大切。必要のないものまで買ってしまうのは本末転倒です。また、ポイントサイトの場合、クレジットカードの申し込みはポイントがたくさんもらえますが、むやみに発行して管理ができなくなるとトラブルの元です。買物や申し込みの際は、本当に必要かどうかを慎重に検討しましょう。

4-2. いろいろなポイントを貯めようとすると効率が悪い

楽天スーパーポイントやdポイントなど、さまざまなポイントがありますが、あれこれ貯めようとするとかえって貯まりません。ポイントによっては有効期限があるので、複数のポイントを貯めているとうっかり失効させてしまうことも。ID・パスワード管理の観点からも、自分の使いやすいサービスに絞って活用するのがおすすめです。

4-3. ポイントサイト選びは慎重に

ポイントサイトの中には、登録後に迷惑メールがたくさん届いたり、ポイントが換金できないなどの悪質なサイトもあるようです。他よりもポイントが多いからと怪しいサイトに登録せずに、名の通ったメジャーなポイントサイトに登録するのが無難です。

5. まとめ:ポイントを貯めることが目的にならないよう注意!

ここでは、注目の「ポイ活」についてご紹介しました。支出時に少し工夫し、ポイントを貯めることで、家計の足しにすることができます。ただし、ポイントを貯めることが目的になってしまわないよう注意が必要です。無理をせず、生活に必要なものを買う時などに少しお得になるように工夫する、というぐらいの気持ちで始めてみるのをおすすめします。

株式会社 回遊舎(編集・制作プロダクション)執筆:株式会社 回遊舎 (編集・制作プロダクション)
金融を専門とする編集・制作プロダクション。多数の金融情報誌、ムック、書籍等で企画・制作を行う。保険、身近な家計の悩み、投資、税金、株など、お金に関する幅広い情報を初心者にもわかりやすく丁寧に解説。

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