小学生ママに聞く!入学前に準備したこと&入学後の想定外エピソード

2022-04-06

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子どもの小学校入学は親にとってもこれまでの生活とはガラリと変わり、不安や緊張を感じることも多いのではないでしょうか?

加えて、入学前にどんなことを準備しておけばよいのか、実際に体験しなければわからないことも多く、対応策に困ることもあります。

そこで今回は、周りの小学生ママたちに入学前に準備したことを徹底調査。抜かりない準備をして臨んだにも関わらず、想定外で困ったエピソードについてもあわせてご紹介します。

1. ほかのママはどうした?小学校入学前に取り組んでよかったこと

では実際にママたちが入学前に準備していたことは具体的にどんなことなのか、生の声を聞いてきました!

1-1. 通学の練習をする

多くのママたちが入念に準備をおこなっていたのが、通学に関することでした。迷わず安全に学校まで行けるよう1人で歩く練習をしたり、交通ルールの確認をしたり、といった具体的な対策をしたママも多いようです。

  • 通学路を一緒に歩いて1人でも通学できるように練習した(交通量が多いところなので、渡る歩道橋を確認するなどした)
  • 交通ルールを確認した
  • 道路でやってはいけないこと、しなくてはいけないこと(左右確認、歩道橋がある場合は横断歩道を渡らない、道路でふざけないなど)を確認した
  • 学校や付近から、自宅へ1人で歩く練習をした(自宅の場所の確認)

さらに、不審者対策として、通学路に駆け込める家やお店を事前に確認し、顔なじみの人を作っておいたというママもいました。

  • 登下校中に何かあったら、すぐに家に駆けこむことを教えた。特に通学路にある「こども110番の看板のついた家」の場所は一緒にチェックした
  • 通学路にあるお店にあいさつをしておいた

そのほか、帰宅して家に入れなかった場合を想定して、こんな取り組みをしたママも。

  • 学校から帰ってきた時、家に入れなかったらどうしたらよいかを確認し、管理人さんにも伝えておいた

家族が仕事や用事で家にいない場合は、マンションの管理人さんに入り口を開けてもらうよう前もってお願いしておいたそうです。

1-2. 授業を受ける準備をしておく

小学校で授業が始まると、じっと座って勉強に集中しなければならないため、あらかじめ座学の時間を生活に取り入れたり、読み書きの予習をしたり、というケースもありました。

そのほか、キャンペーンを上手に利用して、入学前に自宅学習の通信講座に申し込んだというママもいました。

  • 最低限の読み書きができたほうが楽だと思い、手紙や日記を書くことで字に慣れさせた
  • 授業の時間、ちゃんと座っていられるように意識的に座学の時間を増やした(特に1時限でも頭が動くよう朝学習を取り入れた)
  • 自宅学習の申し込みをした(入学前だとキャンペーンをやっていてお得だったため)
  • 「小学校でお勉強することって素敵だよ~!」と事あるごとに伝え、勉強は楽しいものという刷り込みをした

1-3. 小学校の生活リズムに合わせる

小学校に上がると、生活のリズムが変わり、スピードを求められる場面も増えてきます。そんな状況に備え、早寝早起きをし、食事や朝の身じたくの時間を確保したという声も。

  • 早寝早起きなど、親子で小学校に行くことを想定したタイムスケジュールに移行した
  • 給食の時間内に食事が終わるよう、時間を意識しつつ食事をとるように心がけた
  • 自分で身じたくができるよう、翌日の幼稚園の準備や朝のしたくなどに極力手を貸さず、サポートのみにした。

上記以外にも、男の子ママのなかには、朝トイレで「大」を済ませる習慣をつけさせたり、小学校の便器に合わせて外で立ち便器でする練習したり、男の子ならではのトイレ対策をしたというママもいました。

2. 入学後に思わぬ苦労が!想定外だった小学校生活のエピソード

入学前にしっかり準備を行っていても、想定外の出来事は起こるもの。どんな予期せぬことが起こりうるのでしょうか?

2-1. 前日の持ち物準備にあたふた!

小学生のママたちから聞くことが多いのが、これ明日持ってこい問題!

前日に工作の材料が必要と言われるなど、「そんなこと急に言われても…」と困ってしまうことがよくあるそうです。

  • 前日いきなり「工作の材料を準備してください」の告知!トイレットペーパーの芯、牛乳パック、紙コップなどは常に家に置いておかないと痛い目をみる
  • 急に「ノートがあと2枚で終わる」と申告される。1年生は前・後期で使用するノートのマス目が変わるため買い置きができない。夜遅くまでやっているスーパー等に取り扱いがあるか余裕のある時にチェックしておく必要がある

2-2. 親の子ども時代よりも宿題の量が増えている!

「自分が小学生の頃よりも宿題の量が増えていて驚いた」という声も。最近は低学年から塾に通う子も増えているので、学童や塾からの帰宅後に宿題に取り組み、夜遅くまで勉強をするわが子を心配するママもいました。

  • 自分の子供時代よりも宿題が格段に多い。学童から帰ってきて、夕飯を食べてから宿題をするので、いつも夜遅くまで終わらず、途中で寝てしまことも。夏休みまでにはペースが慣れてきたが、最初はペースを掴むまで体調も崩しがちだった

3. 子どものメンタルにも注意を払おう

不安なのは親だけではありません。環境が変わってもっともストレスがかかるのは子どもの心です。すんなりと学校になじむ子もいれば、なかなか打ち解けられず苦戦する子もいて、本来はそれぞれの個性に合わせたペースがあるものです。

小学校入学後のわが子の様子をみて、もう少し子どもの心に寄り添えていればよかったなというママの声もありました。

  • 慣れない小学校生活でストレスがたまることもあるだろうなぁと思っていた。子どもは帰宅してから機嫌がよくないことが多く、自分もイライラを抑えられないことがたくさんあった。夏休み明けなどは、精神的なものと季節の変わり目が重なり、腹痛を訴えることが多くなった。もう少し子どもに寄り添ってあげればよかったと反省している。子どもが新しい生活に慣れようとしていることへの理解が足りなかった。

6. まとめ:失敗もよき思い出に?小学校生活で親も子も成長!

いくら準備をしておいても予想外のことが起こるのもまた人生。小学校入学前後は親子にとって初めてのことづくしで、不安やうまくいかないことへのストレスも生じやすいでしょう。

しかし、たとえうまくいかないことが起きても深く悩まず、時にはやりすごしながら、親子で乗り切る姿勢も必要です。今後、小学校入学を控えるお子さんをお持ちのママパパは、今回のリアルな小学生ママたちの声をぜひ参考にしてみてください。

倉沢れい(編集者・ライター)執筆:倉沢 れい (編集者・ライター)
大学卒業後、IT企業や翻訳会社を経て、出産を機にライターとしての活動を開始。子育てや女性の生き方の分野を中心に、ママがよりよく子育てを楽しむための情報をわかりやすくお伝えしています。


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