火災保険と地震保険の関係って?補償内容をふまえた賢い選び方

  • 公開日:2019年04月24日
    最終更新日:2019年04月24日
  • 損害保険

2019-04-24

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火災保険と地震保険の関係って?補償の違いによる賢い選び方

台風や地震などの自然災害により、家屋が大きな被害を受けるのをニュースなどで目にすることが増えています。マイホームを購入したり家を借りるタイミングで、火災保険や地震保険に加入しようと考えている人は多いでしょう。

しかし生命保険など「人」にかける保険と違って、気軽に質問できる窓口などが少なく、どの保険を選べばいいのかわからずに困っているという声も聞かれます。

そこで、今回は火災保険と地震保険とは?というところから、それぞれの補償内容の違い、選び方などについて、わかりやすく説明をしていきます。ニーズにあった適切な保険に加入するためにどうぞお役立てください。

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1.火災保険と地震保険の関係とは?

火災保険と地震保険、2つの保険の関係や違いを知るには、それぞれの内容を押さえておく必要があります。まずはそこから見ていきましょう。

1-1.火災保険とは?

火災保険は損害補償保険の一種で、その名称の通り、おもに火災による損害を補償する保険です。

現在は、持ち家であっても賃貸であっても、基本的に加入するのが一般的です。というのは、マイホームを購入する際にはたいてい住宅ローンの借り入れをしますが、その際に火災保険への加入は必須となっているからです。また賃貸の場合には、大家や近隣への補償や自分の持ち物(家財)の補償のために、賃貸契約の際に加入を義務付けられる場合が多くなっています。

火災保険は、自分が原因の火災でなくても役立つのが特徴です。たとえば隣人が火災を起こして延焼の被害にあった場合には、補償をするのは当然、当事者である隣人だと思うのではないでしょうか。しかし、そうならない場合があります。「失火責任法」という法律により、天ぷら油や暖房器具、寝たばこなどを原因にした「重過失」に認定されない火事の場合、自分自身で被害の補填をしなくてはならないのです。

自分では注意できても、他者が原因となっては防ぎようがありません。ですから、誰が原因の火災であっても対応できるよう、火災保険に加入する必要があるというわけです。

1-2.地震保険とは?

地震保険もやはり損害補償保険の一種です。

1995年の阪神・淡路大震災から地震保険の加入者は増加しており、最近でも、2011年の東日本を初めとして大地震が立て続けに起きていること、今後も大規模な地震は確実に起こると考えられることから、大きな関心を集めている保険です。実際、損害保険料率算出機構の調査によれば、地震保険の世帯加入率は2008年には22.4%でしたが、東日本大震災の翌年、2012年には27.1%に。2017年は31.2%と右肩上がりになっています。

「でも、火災保険に入っていれば、地震で火事が起きても補償されるのでは?」と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし実は、火災保険では、地震による損害は補償されません。よって、地震に対する備えは地震保険でするしかないのです。

地震保険に加入していなければ、もしも家を建ててから日が浅く、住宅ローンが多く残っていると、地震被害によって大きな負債を抱えることになる場合も。ただし、地震保険は火災保険と違い、住宅ローンを組む際などに加入する義務はないため、加入に対する判断は自分自身で行うことになります。

1-3.火災保険と地震保険の補償対象の違い

2つの保険の内容についてざっと把握したところで、補償対象の違いを見ていきましょう。

1-3-1.火災保険の補償内容

火災保険の補償対象は、以下のような損害です。

以下のような事故や災害等による建物や家財の損害

  • 過失や放火などによる火災
  • 落雷による家屋や家電などの損傷
  • ガス漏れなどによる破裂・爆発
  • 風災、雹災、雪災
  • 車が家にぶつかるなど、建物外部から物体の落下・飛来・衝突
  • 漏水などによる水濡れ
  • 自宅前で集団による破壊行為が起きるなどの暴力行為
  • 台風や暴風などによる水災

 ※補償対象は保険商品によって変わるので確認が必要です

火災保険は上記以外にも、空き巣によるドアやガラスなどの破損や、うっかり建物や家財を破損してしまった場合などが補償となる商品もあり、かなり対象が幅広いのが特徴です。

1-3-2.地震保険の補償内容

一方で、地震保険の補償対象となるのは、以下の損害です。

  • 地震や噴火、これらを原因とした津波によって発生した火災や損壊、埋没、流出での建物や家財の損害

地震保険の補償は、損害の程度によって「全損」「大半損」「小半損」「一部損」と分けられ、全損なら保険金額の100%、大半損なら60%、小半損なら30%、一部損なら5%が支払われます。

大きなポイントとなるのが、基本的に、地震保険は火災保険に付帯する形(=オプション)で加入する保険だということ。火災保険への加入時に、補償対象が「建物」か「家財」か、あるいは両方かを選択する必要がありますが(※)、その補償は地震保険にも引き継がれます。つまり、「建物」だけを火災保険の補償対象にしている場合は、地震保険でも建物しか補償対象にならないということです。

(※)「建物」を選ぶのは持ち家の場合のみ。賃貸の場合はオーナーが「建物」には加入しているため、賃借人は「家財」のみ加入する。

地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲内で設定します。最大半額までと決められている理由は、地震による損害は大きくなることが多く、それに相当する保険金をすべて支払うのは、国も保険会社にとっても難しいためです。

なお、最近では地震保険に対するニーズの高まりを反映して、「地震補償保険」という単独でも加入できる保険も増えており、注目を集めています。

地震保険の補償内容や活用方法は「地震保険はどれだけ役立つ?補償内容から活用法までの全知識」を参照してください。

2.火災保険・地震保険の賢い選び方

次に、具体的に火災保険と地震保険を選ぶときに何を見るべきなのか、きちんとした補償を得つつ、保険料も無駄にしないためのポイントを押さえていきましょう。

2-1.火災保険の選び方は補償と保険料のバランスが重要

火災保険を選ぶ際に最も気をつけたいのは、補償と保険料のバランスです。保険会社は各社さまざまな商品を用意していますが、「これが一番安い!」と金額優先で選んでしまい、補償が足りなければ意味がありません。かといってムダに補償をつければ保険料が割高になります。過不足のない保険に加入するのが何より大切です。

2-1-1.必要な補償を選べる商品で保険料を節約

たとえばマンションの上階に住んでいる場合、「水害」に対する補償は不要です。補償が固定されていて外せない保険商品もありますが、ある程度補償をカスタムできるものを選ぶと、必要な補償だけを選んで不要なものは外すことで、保険料も安くなります

2-1-2.補償額が適正かを確認してムダを省く

また持ち家の場合で「建物」の補償をつけた場合、建物の評価額と補償額が見合っているかをきちんと確認しましょう。火災保険は建物の評価額以上の保険金は支払われません。建物の評価額が1,000万円なのに、補償額2,000万円の保険に加入しても、ただ保険料が高くなるだけというわけです。

また、「家財」の補償については、各保険のWEBサイトなどに、年齢や家族構成に応じて作られた「簡易評価表」があります。これを見ると、自分の家庭では家財保険の補償額をいくらぐらいにしておけばいいのか、見当がつくでしょう。

2-1-3.インターネット申込みが割安

保険料は補償によって上下するので、いくらが相場とは一概にいえません。しかし、一般的に店舗で申し込むよりも、インターネットで申し込む通販型(ダイレクト型)のほうが割安です。持ち家でも賃貸でも、まずはインターネットで火災保険の見積もりを取るようにしましょう。その際には、1つの保険会社だけでなく、複数社を比較することが大切。一括見積りができるサイトなどを活用するとよいでしょう。

2-1-4.長期契約で保険料割引がある

また、火災保険は最大10年までの長期契約が可能ですが、火災保険は契約が長期になるほど保険料が割安になります。持ち家でも賃貸でも、長く住むことを決めている場合には、長期契約にして一括で支払うのも1つの手でしょう。

ただし、契約期間が長いだけに契約内容を忘れやすかったり、見直しをし辛いというデメリットもあるので、どちらを選ぶのかは慎重に考えること。ちなみに、地震保険は最長5年の契約となり、やはり長期契約のほうが保険料はお得になります。

2-2.地震保険は選べない!?

1-3-2でも解説したとおり、地震保険は基本的に火災保険に付帯して加入する形になります。となると、「火災保険はよく検討して決めたけど、地震保険は選べないのか……。この会社より他社のほうが、補償が充実していたり安かったら、損してしまうのでは?」などと思うかもしれませんが、その心配は無用です。

地震保険は、国と各保険会社が共同で運営しているため、補償内容・保険料ともに各社で統一されています。よって、地震保険については他社との比較をする必要がないのです。

ただし、保険料は所在地と建物によって変わります。地震によるリスク度に応じて、都道府県によって1等地(リスクが低い=保険料が安い)~3等地(リスクが高い=保険料が高い)の3つに区分されており、保険料の高い3等地にあたるのは現在のところ、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、徳島、高知となっています。また、建物が木造か非木造かのどちらかによっても、保険料は変わってきます。

このように地震保険はどこの保険会社で入っても同じなので、あとは保険の対象(建物、家財)をどうするか、保険金額をいくらに設定するかの判断だけになります。保険の対象については「地震保険はどれだけ役立つ?補償内容から活用法までの全知識>7.居住している住宅別、地震保険加入の考え方」に参考となる情報を掲載しています。

上記2点だけニーズにあわせて決定すれば、地震保険自体はどこも同じなので、ベースとなる火災保険の方をしっかり選ぶことが大切です。

3.まとめ:火災保険は補償と保険料のバランスをみて、地震保険も付加

ここでは火災保険と地震保険の特徴や違い、選び方をご紹介してきました。自分と周囲を守るため、持ち家であれ賃貸であれ、火災保険には必ず加入するようにしましょう。その際には、補償内容と保険料のバランスをしっかりと確認しましょう。

また、火災保険では地震の被害はカバーできないため、地震保険を特約として付加することも検討したいところ。地震保険は保険会社による補償内容や保険料の差がないため、まずは適切な火災保険を選ぶことが最も大切といえます。

※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。

※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。

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