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  • 公開日:2020年03月16日
    最終更新日:2020年03月16日

2020-03-16

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どの保険に加入すればいい?医療保険と生命保険の違いを簡単解説

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どの保険に加入すればいい?医療保険と生命保険の違いを簡単解説

結婚や出産などで自分以外に守るべきものができたときなどには、病気やけが、そして万一のことがあったときに備えて、何か保険に加入したほうがいいのだろうかと悩むものです。保険といえば「医療保険」や「生命保険」をパッと思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、この2つの保険は混同しがちで、それぞれの種類や保障内容、違いについて、実はよくわからないという悩みも耳にします。

いざというときに必要な保障が受けられないといったことのないよう、それぞれの保険に関する知識を身につけるのに、この記事をぜひ参考にしてください。

保険の疑問・お悩みはありませんか?

1. 医療保険と生命保険は混同しやすい

医療保険と生命保険の違い、意外と分からないという人も多いもの。簡単にいえば、病気やけがに備えるのが医療保険で、死亡時に備えるのが生命保険となります。混同しやすいこれらの保険の違いを知るために、1つずつ特徴を見ていきましょう。

2. 医療保険とは

「病気やケガで入院、手術などになったとき、たくさんの費用が必要になったらどうしよう」。多くの人が抱える不安の備えとなるのが医療保険です。

2-1. 医療保険の種類

医療保険と一言にいっても種類はさまざま。まずはそこから整理していきます。細かくは多くの種類がありますが、はじめに以下の3種類についておさえておくとよいでしょう。

  • 医療保険
    病気やけがを治療するために入院、手術をした場合、「入院給付金」や「手術給付金」を受け取ることができる保険です。入院給付金は入院1回あたりの支払限度日数と通算の支払い限度日数が決められています。主契約にプラスして、先進医療や三大疾病、通院などを保障する特約を付加することも可能です。
  • 女性向け医療保険
    医療保険の一種で、乳がんや子宮頸がんなど女性特有の病気を手厚く保障する保険です。女性向け医療保険というと基本的に医療保険やがん保険に女性疾病特約がセットになったものをいい、医療保険の契約だけのものと比べると、女性疾病特約の分、保険料は高めになっている傾向があります。
  • がん保険
    がんを手厚く保障する保険。がんは再発リスクが高いのが特徴です。そのため、がん保険は入院給付金の支払い限度日数に限度がないという点が通常の医療保険と大きく違います。また、最近では医療の進歩により通院による抗がん剤・放射線治療を行うケースが増えています。そういったがん特有の治療も、現行のがん保険であればカバーすることができます。

2-2. 医療保険のタイプの違い

次に、医療保険のタイプについても押さえていきましょう。

2-2-1.「終身型」と「定期型」の違い

医療保険は、一生涯の保障を得られる終身型と、一定期間だけを保障する定期型に分けられます。終身型は加入時からずっと保障内容も保険料も変わりません。一方で、定期型は10年など決められた保険期間について、その時の年齢に応じた保険料を支払います。若い時には保険料は低めですが、更新のたびに金額がアップしていきます。

2-2-2. 掛け捨て型、貯蓄型の違い

掛け捨て型は、病気やけがを保障する機能はありますが、生存給付金や健康還付金など、お金が戻ってくる機能がないタイプです。そのため、保険料は割安で、軽い負担でいざという時に備えることができます。一方で、貯蓄型は一定の年齢(期間)まで加入すると、生存給付金や健康還付金などが受け取れるタイプです。ただし、貯蓄機能があるため保険料は割高です。 現在販売されている医療保険の多くは掛け捨て型です。

3. 生命保険とは

生命保険とは人の生死に関連した保障のことをいい、種類もさまざまです。それぞれ内容を確認していきましょう。

3-1. 生命保険の種類

生命保険は大きく3つの分類があり、それぞれさらにいくつかの種類に分かれています。

3-1-1. 死亡したときに保険金が出る「死亡保険」

死亡保険とは、被保険者が死亡または高度障害になった場合に保険金を受け取れるタイプの保険です。以下のような種類があります。

  • 定期保険
    保障期間が10年、20年と決まっていたり、保障される年齢が60歳、65歳までと決まっていたりするなど、
    保障が一定期間に限られるタイプ。原則として満期保険金がなく、保険料は掛け捨てです。
  • 終身保険
    死亡するまで一生保障が続くタイプ。貯蓄機能があるため定期型と比較すると保険料は割高です。一生涯の保障を得たい人や保険とともに貯蓄も得たいという人の選択肢になります。
  • 収入保障保険
    定期保険の一種で、遺族は一定期間、保険金を年金形式で受け取ることができます。保険金額が経過年数とともに減っていくタイプで、子どもが小さいうちには手厚い保障が得られ、その後は減っていくという、ライフステージの変化に沿った効率的な保険です。

3-1-2. 所定の期間、生きていると保険金を受取れる「生存保険」

生存保険とは、被保険者が生存していた場合に保険金を受け取れるタイプの保険です。

  • 個人年金保険
    あらかじめ決められた年齢から年金が支払われるタイプの保険で、年金を受け取る前に被保険者が死亡した場合、既払込保険料相当額の死亡給付金を受け取ることができます。

3-1-3. 生きていても死亡しても保険金を受取れる「生死混合保険」

生死混合保険とは被保険者が保険期間中に死亡または高度障害になった場合、満期まで生存していた場合のどちらでも保険金を受け取れるタイプの保険です。

  • 養老保険
    保険期間内に死亡または高度障害状態になると死亡保険金が支払われ、満期まで生存していた場合には死亡保険金と同額の満期保険金を受け取れるタイプの保険です。

3-2. 生命保険のタイプの違いとは

次に、生命保険のタイプの違いについて確認していきます。ここでいうタイプとは、おもに保険の積立金の運用方法による分類となります。

  • 定額保険
    契約をした際に定めた保険金額や解約返戻金が、保険期間中ずっと一定のタイプの保険です。一般的な保険はリスクが低く、あらかじめ将来の受取金額の目途を立てやすいことが特徴です。ただし、保険金等の金額が決まっている分、インフレ(物の値段が上がりお金の価値が下がること)の影響を受けやすいという側面もあります。特に運用方法についてうたっていない一般的な保険は、ほぼこのタイプです。
  • 変額保険
    保険会社の運用実績によって、受け取る保険金額や解約返戻金が増減するタイプの保険です(ただし死亡・高度障害保険金は契約時の金額は最低保証)。保険料が割安であることや、インフレに対応できることがメリットです。ただし、運用実績が悪ければ保険金や解約返戻金は減少してしまうというリスクがあります。
  • 外貨建て保険
    契約者が払い込む保険料を、保険会社が外貨(米ドルやユーロなど)で運用するタイプの保険です。利回りが高いことや保険料が割安であることがメリットですが、逆に、為替リスクを被る可能性があることや、為替手数料が発生するというデメリットもあります。

4. 2つの保険の違いを整理しよう

医療保険と生命保険についてそれぞれ内容を確認してきましたが、それを踏まえて、2つの保険の違いを、「保障内容」と「給付を受ける人」という面からチェックしていきましょう。

4-1. 保障内容が違う

医療保険と生命保険の大きな違いは、保障の対象が病気やけがであるか、それとも人の生死であるかという点にあります。上述のように、医療保険は病気やけがで入院・手術を行った際に生じた医療費を保障する保険である一方で、生命保険は契約者が死亡、あるいは生存している場合に保険金が支払われます。

4-2. 給付を受ける人が違う

医療保険と生命保険では、給付を受ける対象も異なります。医療保険の場合、契約者が病気やけがした際に、契約者本人に給付金が支払われます。対して生命保険のうち死亡保険では、契約者が死亡した際に契約者の遺族など(受取人として指定した人)に保険金が支払われます。 生命保険のうち生存保険(個人年金保険、養老保険の満期保険金等)については、契約者本人または配偶者等の家族(受取人として指定した人)に保険金が支払われます。

5. どちらの保険かは目的で選ぶ

どんなときに医療保険、あるいは生命保険を選ぶべきなのかを改めて整理し、ご紹介します。

5-1. こんなときは医療保険を選ぶ

医療保険に加入する主な目的として、以下のようなものがあります。

5-1-1. 病気やけがの医療費に備える

病気やけがに備えたいという場合は、医療保険を選ぶことになります。女性の場合は、女性特有の疾病に備えるために、女性向けの医療保険も選択肢に入れるとよいでしょう。

なお、民間の医療保険を検討する際には、高額療養費制度や傷病手当金といった、公的医療保険で得られる保障を考慮することを忘れないことも大切です。

5-1-2. 高額ながんの治療費に備えたい

がんに対する保障を手厚くしたいという場合は、通常の医療保険ではなく、がん保険を選ぶとよいでしょう。がんは一生んのうち2人に1人が罹患するというきわめて身近な病気であり、がんの罹患率は男女共に高齢になるほど高まります。 がんは通院による長期の治療が必要になったり、先進医療を選択する場合には金銭的負担が高くなったりするケースも見られます。リスクを理解した上で、必要に応じて加入を検討しましょう。

5-2. こんなときは生命保険を選ぶ

生命保険に加入する目的には、例えば以下の2つのようなことがあります。

5-2-1. 万一のことがあったときに遺族にお金を残したい

自分に万一のことがあった場合に残された家族が困るようなことは避けたい、と考えているならば生命保険に加入しておく必要があります。生命保険の中でも、終身・定期・収入保障のどれを選ぶかは、それぞれの特徴を理解したうえで、ライフステージやライフプラン、家計と照らし合わせて決めていきましょう。

5-2-2. 老後資金に備えたい

公的年金だけでは老後の資金が不安という人の場合、個人年金保険が選択肢にあがります。個人年金保険料控除の対象になるなど税金面でのメリットも見逃せません。ただし、低金利時代の今、大きなリターンを得るのは難しいのが実情です。個人型確定拠出年金(iDeCo)など、他の選択肢と比較検討することをおすすめします。老後資金作りと万一の保障を両方得られる養老保険もありますが、保険料が割高な点には注意が必要です。

6. まとめ:保険の特徴を理解して自分に合ったものを選ぼう

医療保険と生命保険の違いは、病気やけがに備えるか、死亡や生存(貯蓄)に備えるかという点にあります。またその中でもそれぞれいくつかの種類の保険に分かれています。

さらにいうと、生命保険に特約として医療保険を付けられる商品や医療保険に死亡保障がついている商品などもあり、生命保険と医療保険は一体化して販売されているケースもあります。このあたりが2つの保険の違いをわかりにくくしている原因の一つと言えるでしょう。しかしそのような商品でも、一つ一つの保障を見ていくと、生命保険の保障、医療保険の保障と区別はつけられます。

この記事を参考にそれぞれの保険の特徴や目的を理解したうえで、自分のニーズにあった保険を選択していきましょう。

株式会社 回遊舎(編集・制作プロダクション)執筆:株式会社 回遊舎(編集・制作プロダクション)
金融を専門とする編集・制作プロダクション。多数の金融情報誌、ムック、書籍等で企画・制作を行う。保険、身近な家計の悩み、投資、税金、株など、お金に関する幅広い情報を初心者にもわかりやすく丁寧に解説。

※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。
※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。

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