子宮筋腫は悪性の腫瘍ではありませんが、様々な症状を引き起こすので、早め早めの治療を心がけましょう。
子宮筋腫とは
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。良性腫瘍なので、大きくなっても害を与えたり、転移したりしせず、命にかかわる心配はありませんが、子宮筋腫ができることによってさまざまな症状を引き起こします。
子宮筋腫が子宮ガンになると心配する人も多いですが、子宮筋腫は悪性腫瘍ではないので、そもそもガンなどに変化することはありません。
また、子宮筋腫を不妊の原因と結びつけることはできていません。実際に子宮筋腫を持っていても妊娠した人はたくさんいます。成人女性の30%程が子宮筋腫を持っていると言われており珍しい病気ではありません。
子宮筋腫ができる原因はまだはっきりと解明されていませんが、女性ホルモンと密接に関係していることはわかっています。初潮から閉経までの期間、女性であれば誰にでもできる可能性があります。
子宮筋腫の症状は出血、腰痛、貧血、頻尿などがあります。逆になんの症状も現れない場合もあります。中には、コブが複数できる人や大きくなる人もいます。お腹をさすっただけでコブがあることが自覚できる人もいます。拳くらいの大きさであれば、手術したほうがいいですが、筋腫の場所・症状、年齢や婚歴、出産歴等によって判断することが多いので、一概に大きいから手術というものではありません。