生命保険は家族のために加入する
生命保険は、加入が義務づけられているものではありませんが、実際には多くの人が加入しています。なぜこれほど多くの人が生命保険に加入するのでしょうか?生命保険の保険金(死亡保険金)は、家計を支える人に万が一のことがあった場合、残された家族が生きていくために用意することが一般的です。例えば、4人家族(サラリーマンの夫、専業主婦の妻、子供2人)の場合、一家の稼ぎ柱である夫が死亡してしまった場合、収入が途絶えてしまいます(残された家族は、遺族年金などの収入があるものの、多くの場合、それだけではその後の生活費等をまかなえません)。万一のことがあっても、残された家族が経済的に困窮しないよう、生命保険に加入しておくのです貯蓄などがたくさんあり、万一のことがあっても残された家族が経済的に困らないのであれば、生命保険に加入する必要はありません。しかし、実際にこうしたケースは多くはないでしょう。生命保険には、少ない負担(保険料)で万一のときに大きな保障を受けられるという特徴があり、この仕組みが多くの人に支持されているのです。
生命保険は人生の三大支出の1つ
生命保険は、人生の三大支出の1つと言われています。三大支出の1つ目は住宅資金です。住宅を購入する場合も、賃貸の場合も、支払総額は、かなりの額になります。三大支出の2つ目は生命保険です。生命保険の契約は長期間にわたることが一般的なので、20年~30年以上保険料を支払い続けることになります。保険の種類にもよりますが、支払総額が1,000万円を超えることもあります。三大支出の3つ目は教育費です。子ども一人あたりの教育費は、小学校から大学までの16年間で、700万円以上かかります。人生の三大支出は、家計に与える影響が大きいので、慎重に検討する必要があります。生命保険は人生で2番目に高い支出とも言われているので、加入する際には、じっくり相談して、納得のいくまで説明を受けた方がよいでしょう。生命保険は、家と違って目に見えない商品なので、信頼して相談できる相手を見つけることが大切です。