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契約者貸付で生命保険会社からお金を借りられる
生命保険には、契約者が保険会社からお金を借りることができる契約者貸付という制度があります。どのような仕組みなのか、みていきましょう。
生命保険の契約者が利用できる
お金を借りるというと、クレジットカードのキャッシングや銀行のカードローンなどが思い浮かびますが、生命保険の契約者は、解約返戻金の一定範囲内で保険会社からお金を借りることができます。契約者貸付を利用している間も保障は継続します。掛け捨て型の保険の場合は、解約返戻金がないため、契約者貸付を利用できません。
契約者貸付を利用するには
貸付にあたり、カードローンのような審査はなく、所定の書類の提出が必要です。生命保険会社によっては、ATMから専用のカードを使用して貸付を受けることもできます。
貸付金の返済
貸付金には、所定の利息がかかります。予定利率の高い契約は、貸付利率も高くなるのが一般的です。貸付の返済期日は決まっておらず、一括または分割で返済します。
保険を解約したくないときに契約者貸付を利用する方法も
家計が苦しくなり、やむなく生命保険の解約を考えている場合、契約者貸付を利用してお金を借り、保障を継続するという選択肢があります。解約してしまうと保障がなくなるため、保障を残したい場合に活用したい手段です。
契約者貸付を利用する場合の注意点
契約者貸付には返済期日がありません。そのため、借りたお金を返さないでいると、利息が増えていきます。計画的な返済を心がけましょう。返済ができず、貸付金と利息の合計が解約返戻金額を超えてしまうと、保険の失効や解除となり、保障が受けられなくなります。