目次
1.見積もり時に用意する書類
自動車保険の見積もりを取るタイミングは次の2つあります。新たに車を買ったなど、これまで保険に加入していなかった「まったくの新規の場合」。現在加入中で「他社からの乗り換えの場合」。それぞれ用意する書類はやや異なります。
また、自動車保険を扱う保険会社には、インターネットや電話で見積もりを取り、契約をするダイレクト型と、担当者が対面で見積もりを取り、契約について案内する代理店型とがあります。この両者で、基本的に用意する書類に差はありません。
1-1.【新規加入】見積もり
新規加入を検討し、見積もりを取る際、次の書類、情報が必要になります。
《必要なもの》
・車検証
・免許証
・運転する人の氏名、性別、生年月日
新規で見積もりをおこなう場合、大半は納車前となります。よって車検証コピーが手元にないことが多くなりますが、ディーラーから車検証コピーを取り寄せることで見積もりは可能です。車検証コピーが用意できず、情報がない場合でも、型式、初度登録年月日などがあれば見積もりを可能とする保険会社もあります。免許証は記名被保険者(その車を最も運転する人)のものが必要です。もし、ほかに運転する同居家族がいれば氏名、性別、生年月日を確認しておけば、スムーズです。
1-2【乗り換え】見積もり
現在、他の保険会社に加入しており、他社移行を検討して、見積もりを取る際には、次の書類、情報が必要になります。
《必要なもの》
・車検証
・免許証
・運転する人の氏名、性別、生年月日
・保険証券
・更新案内の郵送物
現在加入中の場合、これら書類は問題なくそろうはずです。見積もり段階では、保険証券と更新案内があればほとんどの情報は出そろいます。しかし契約期間中に車を買い替えているなど、保険証券の内容が変わっている場合は要注意です。
また、更新案内以降に事故を起こし、保険を利用している場合には等級に影響がある可能性があります。その場合は加入中の保険会社に次年度の等級を尋ね、その情報を見積もりする会社にも伝える必要があります。
2.自動車保険加入時に必要になる書類
見積もり段階では、車検証に記載のある型式、初度登録などは、おおよその情報でも可能。また、免許証や保険証券など、そこに記載されている情報だけで見積もりすることができます。しかし、実際に契約段階に進むと、以下の書類を提出する必要があります。
《必要なもの》
・契約書、申込書
・車検証コピー
・免許証コピー
・保険証券コピー
契約書には署名、捺印を行うことが基本となり、郵送、または代理店担当者に渡します。また、署名、捺印は不要でネット上で完結とする保険会社もあります。書類についてもコピー郵送ではなく、画像アップロードで対応可能とする保険会社もあります。保険会社により手続きがやや異なるため、確認が必要です。
納車日に合わせて自動車保険が有効になるように手続きを進めておきましょう。
3.契約期間中に必要となる書類
契約期間中に車を買い替える、免許を持つ家族が変更になるなど、契約の変更が必要なケースがあります。その場合、保険会社への申告と、書類の提出が必要となります。
3-1.車両を買い替える
車両を買い替える場合、保険の効力を失わないために車両入替(契約車両の変更)の手続きが必要です。納車前に車検証が用意できなくても、型式、初度登録年月日、所有者などがあれば情報を確認できます。なお、車検証が到着後、コピーを保険会社に提出する必要があります。
《必要なもの》
・車検証コピー
3-2.車の所有者を変更した
ご主人から奥さんへ、またはお父さんからお子さんへ、といった具合に所有者を変更する必要があります。車検証も名義変更を行いますが、新たな車検証を保険会社に提出します。
《必要なもの》
・車検証コピー
3-3.運転する人が増えた
18歳になった同居の息子が免許証を取得した、大学で寮生活をしていた娘が卒業して自宅に戻った、などのケースで、契約車両を運転するのであれば、被保険者として告知が必要です。また新たに運転する人が記名被保険者(最も車を運転する人)になる場合、免許証のコピーの提出が必要になる場合もあります。
《必要なもの》
・運転者の告知
・免許証コピー
3-4.引っ越しした
転居により登録番号(ナンバー)が変更になるケースがあります。新たな車検証登録番号が記載された車検証が必要になります。
《必要なもの》
・車検証コピー
契約期間中の変更は、保険会社に申告し、書類を提出すればそれで完了ではなく、追加で保険料が発生することがあります。期日までにそれらの手続きを行わなければ、万一の場合、保険が使えない可能性もあります。なにかしらの変化があれば、まずは保険会社に告知。そのうえで、求められた書類を提出し、追加保険料を支払うというのが基本です。
加入中に変更があれば、自分で判断してしまわずに、まずは保険会社へ相談しましょう。