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がん保険は定期的に見直しを
日本人の死因トップであるがん。誰でもかかる心配のある病気なだけに、多くの人ががん保険に加入して備えをしています。医療技術の進歩とともにがん治療は進化し、それに伴ってがん保険も変化しています。そのため、何年も前に加入したがん保険では、現在の治療方法に合わない保障となっていることがあります。がん保険は、加入したらそれで終わりではなく、定期的な見直しが大切です。がん保険を見直す際の5つのポイントをお知らせします。
見直しポイント1. 保障期間
がん保険には、定期型と終身型の二つのタイプがあります。定期型は一定期間（10年、20年など）で保障が終了し、その後は一定の年齢まで更新することができます。終身型は保障が一生続きます。
がんは、一般的に高齢になるほど罹患率が上がるため、年齢が上がるほどがん保険の必要度が高くなります。終身型は、保障が途切れることはありませんが、定期型は、一定の年齢（80歳など）を超えると更新ができなくなり、保障がなくなってしまいます。加入している保険が、定期型、終身型のどちらであるか、定期型の場合は保障がいつまで続くのかを確認しておきましょう。
見直しポイント2. 保障されるがんの種類
がんは、悪性新生物と上皮内新生物に分けられます。商品によっては、初期のがんである上皮内新生物の場合、がん診断給付金が出なかったり、減額されたりすることがあります。最近のがん保険の多くは、上皮内新生物でも悪性新生物と同じ保障を受けられますが、古いがん保険の場合は、保障内容の確認が必要です。
見直しポイント3. 診断給付金の回数
商品によって診断給付金の回数が異なります。一度だけの支給なのか、再発した場合も支給されるのか確認が必要です。がんは再発の多い病気なので、診断給付金が複数回支給されるタイプを選ぶと安心です。
見直しポイント4. 先進医療
がんの治療で重粒子線治療などの先進医療を受ける場合、健康保険がきかないため、費用は全額自己負担となります。重粒子線治療はおよそ300万円の費用がかかるため、大きな負担となります。治療の選択肢を増やしたい場合は、先進医療に対応した保険を選ぶとよいでしょう。医療保険やがん保険に先進医療特約を付ける方法と、先進医療が主契約に組み込まれた保険に加入する方法があります。
