40代は、子供の教育費、住宅ローンの返済など出費がとても多い年代です。ご家庭によっては2人目の子供が生まれている場合もあります。晩婚化が進んでいる現在だと、40代が終わる頃に、1人目の子供が大学に入学するくらいの家庭も多いかもしれません。 無駄な支出を抑え、貯蓄に多く回す必要がありますので、無駄な保障や削れる保障がないかしっかりとチェックしましょう。
想定家族構成40代夫婦・お子様2人(小学生・中学生)
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死亡保障
40代になると子供が、成長されて中学・高校に入学される方も多いのではないかと思います。まだ、育ち盛りで、経済的にはご両親が面倒を見る必要がある年代です。そのため、万一時には高額な死亡保障が必要です。残された遺族が、生活に困らないようにしっかりと保障を残しておきましょう。
40代の方であれば、大部分の方は、既に死亡保障に加入されていると思いますが、見直しが必要な時期となっています。先程述べた通り、ちょうど子供が進学時期にあたり、私立学校に進学するのか、公立学校に進学するかで必要保障額が変わってくるからです。30代に加入した保険で必要保障額が足りていれば見直す必要はありませんが、子供の進路によっても必要保障額が変わりますので、以前のライフプランシュミレーションを確認しましょう。
また、住宅ローンを返済中の方も多いと思いますが、フラット35利用で団体信用生命保険未加入の方が繰り上げ返済を行っていると、ローン残高と死亡保険にずれが出ている場合もあります。必要以上に死亡保障に加入しているケースもありますので、繰り上げ返済をしている方は、死亡保険の契約内容を確認するようにしましょう。
医療保障
40代の病気やケガに対する備えは、30代と同じ考え方で良いでしょう。 ただし、30代のときよりも病気になるリスクは高まるので、備えは必要です。
就業不能時の給与減のリスクは、30代のときよりも支出が多い分、高いと言えるでしょう。貯蓄は30代のときより多いかもしれませんが、教育費など手を付けられないお金も多いと思います。30代のときに備えられていなければ、就業不能保険への加入がおすすめです。
貯蓄
小学校や中学校は公立に通うお子様が多いとは思いますが、高校や大学はお子様の進路や希望によって、私学(私立)も検討することがでてくるでしょう。 よく新聞や雑誌でも取り上げられますが、公立と私学では、教育費に大きな違い出てきます。高校から私学に通う場合、大学卒業までに教育費だけでも1,000万円以上の費用が必要になります。また、地方の大学や海外の大学へ入学する場合、家賃や生活費、交通費も必要となってきます。40代の平均貯金額は、超高額貯金額を除くと、500万円~1,000万円程度のため、すべての費用を貯金で賄うのは難しく、病気やケガなどのリスクに対しては、生命保険や医療保険で保障を準備することをおすすめします。