社会人になったら保険が必要?
社会人になると、収入を得て、自分のお金で生活していくようになります。社会人になったことを機に、保険に加入する人は多くいますが、ほんとうに保険に加入する必要があるのでしょうか?保険は、めったに起こらないけど、もし起こった場合に自分の蓄えだけではまかなえないことに対処する金融商品です。社会人になりたての人にとって、「自分の蓄えだけではまかなえない費用」とは、何でしょうか?社会人になりたてであれば、多くの人は独身です。養うべき家族がいないので、死亡保険の必要性は低いと言えます。いっぽう、収入がそれほど多くないので、病気やケガをした時に、治療費や入院費を払えなくなるおそれがあります。医療保険に加入しておくと、病気やケガのリスクに備えることができます。
若いうちに保険に加入するほうがいいの?
死亡や病気のリスクは年齢とともに高くなっていきます。そのため、年齢が若いほうが保険料は安くなります。ある医療保険の例をみてみましょう。男性が60歳払い込みの終身医療保険(日額1万円)加入した場合、年齢によって、保険料に大きな差があることがわかります。
年齢 | 月々の保険料 | 60歳までの払込保険料総額 |
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23歳 | 3,338円 | 148万2072円 |
30歳 | 4,424円 | 159万2640円 |
40歳 | 7,191円 | 172万5840円 |
つまり、保険を使うことがなくても若いうちに入っておくほうが、総払込保険料が少なくなります。保険への加入は任意なので、無理に加入する必要はありませんが、若くて保険料が安い時期に医療保険に加入しておくと安心です。