乳がんにどう備える?かかる費用から適切な保険選びまで

女性に多い病気の1つに「乳がん」があります。ここでは乳がんとはどういったものなのか、治療するにはどれくらいの費用がかかるのか、乳がんに備えて加入を検討すべき適切な保険はどういったものなのかを紹介していきたいと思います。

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乳がんのリスクと発見

乳がんは「早く発見する」「適切な処置をする」ということが最も重要です。また、乳がんになりやすい方は特に注意をしなければいけません。ここでは乳がんになりやすい方、発見の仕方、かかる治療費などについて紹介していきます。

乳がんになる確率

日本では年間に女性約1万3,000人が乳がんによって死亡しており、女性のがん死亡総数全体の9%〜10%ほどを占めています。年齢別に見ていくと30代から増加していき、40代後半から50代でその数はピークとなり、それからは減少していきます。また、女性しか絶対にかからないという病気ではなく、男性も女性の1%ほどの確率で乳がんにかかると言われています。国際的に比較するとアジアよりも欧米の方の割合が高く、特にアメリカ系白人で高くなっています。

こんな人は高リスク

乳がんの発生は女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言われており、乳がんが女性の病気だと思われる原因となっています。もともと体内のエストロゲンが多い方、エストロゲンを加える経口避妊薬の使用、閉経後のホルモン補充療法などは乳がんの発生率を高めると言われています。
また、自分の近い血縁者に乳がんの方がいる、高濃度乳房である、身長が高い、初経年齢が低い、閉経年齢が遅い、出産経験がない、授乳経験がないといったことも乳がんの発生の危険性を高めると言われています。生活習慣については運動不足、飲酒、肥満などがリスクを高めます。

初期発見が重要

まずは乳がんの予防に努めましょう。過度な飲酒を控えて、肥満を避けるように体重を管理した上で適度な運動をするということが乳がんの予防になります。そして定期的な検診を受けることです。乳がんは早期発見によって適切な治療が行われることで、ステージ2までの発見で5年生存率90%となる病気です。しこりなどの自覚症状があればすぐに検診を受ける必要がありますし、無自覚無症状の状態でも乳がん検診を受けることで早い段階の乳がんを発見できることがあります。

乳がんはさまざまな費用がかかる

乳がんになった場合は検査代、入院費、手術費用、投薬費用などさまざまな費用がかかってくることになります。保険が適用されて3割負担になったとしても、それなりの費用がかかりますのでよく調べておきましょう。

初期治療の平均費用

乳がんの治療はその段階、症状などによって治療法が変わってくるためにみんなが同じ費用がかかるわけではありません。多いケースとしては手術や放射線療法といった「局所治療」の費用に、抗がん剤などの薬を使う「全身治療」を組み合わせて行うことになります。7日間の入院と手術の場合であればだいたい総額で75万円〜80万円ほど、3割負担で25万円前後を支払うことになります。14日入院と手術の場合であれば総額が100万円ほどとなるので、3割負担で30万円ほどになります。また、「乳房温存手術」と「乳房切除術」によっても費用は変わってきます。ただし治療費が高額になる場合は高額療養費制度を利用したり、使用する薬をジェネリック医薬品にしたりすることで出費の総額を抑えることも可能です。

退院後の費用

がんの治療は手術、入院をすればすべて終了とはなりません。退院後も通院治療、投薬治療は続くことになります。その費用は治療法や薬の種類によって違ってきます。以下、退院後の主な治療費についてまとめましたので、参考にしていただければと思います。

・放射線療法

治療方法 総額 3割負担
放射線療法(25回照射) 47万円~70万円 14万円~21万円

・ホルモン療法

治療方法 総額 3割負担
皮下注射(リュープリン12週ごと1年間) 30万円 9万円
皮下注射(ゾラデックス4週ごと1年間) 47万円 15万円
抗エストロゲン薬・飲み薬(ノルバデックス1年間) 12万円 3万円~4万円
アロマターゼ阻害薬・飲み薬(アリミデックス1年間) 18万円 5万円~6万円

・化学療法

治療方法 総額 3割負担
AC療法(3週ごと4回) 13万円 4万円
TC療法(3週ごと4回) 47万円 14万円
FEC療法(3週ごと6回) 53万円 16万円
3週ごとドセタキセル(3週ごと4回) 47万円 14万円
毎週パクリタキセル(毎週12回) 68万円 20万円

・分子標的治療

治療方法 総額 3割負担
3週ごとトラスツズマブ(3週ごと18回) 216万円 65万円

乳がんに備えて入っておきたい保険

この数値を見ると、乳がん治療を行うには、非常に大きな経済的負担があることがわかります。この経済的負担に備えて、一般の医療保険や生命保険に入っていれば大丈夫かと言うと、補償が足りない場合があります。一般の医療保険や生命保険は、乳がんになった際に補償がされない、もしくは補償が不足するタイプのものもあり、必要に応じてオプションや特約をつけるということを考えなくてはなりません。
そこで、乳がんなど女性特有の病気に備えた保険や、入院・治療中の就業不能に対応する保険についてご説明します。

女性保険

女性保険はその名前の通りに女性しか利用できない保険です。女性特有の病気にかかった際に手厚い保障があるのが特徴です。乳がん、子宮がん、卵巣がんなどが代表的なものとなります。
通常の医療保険に保障を上乗せ、倍乗せするというものもあるのですが、これらの特約は病気全体にかかるものが多く、保険料も一気に高くなるというデメリットがあります。その点、女性保険は女性特有の病気のときだけ保障が上乗せされるもので、範囲を絞っている分だけ保険料が安くなるというメリットがあります。

就業不能保険

病気やケガによって仕事ができない、就業不能の状態になった際に備えるのが就業不能保険です。これは「入院」もしくは「通院以外の外出禁止」のような就業ができないと判断される際に適用される保険です。

別の備えも必要

もし入院中に個室を希望したりする場合は差額ベッド代などの自己負担額が大きく増えてしまうことがあります。また、病気の間の食費や入院費、通院費、薬代など多額の費用がかかる状態になりますので、しっかりと備えをしておかなければいけません。

実際に保険を選ぶのは非常に難しいため、プロの意見を聞くのも良い選択です。保険相談なら、選べる保険種類の多い保険ショップがおすすめです。

まとめ

乳がんのように、女性がかかることが多い病気はそれに合わせた保険に加入していることで大きく自己負担額を減らすことができます。女性保険、がん保険なども合わせて考えてみるのも良いでしょう。

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