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告知義務とは
生命保険に加入する際は、健康状態や過去の病歴、職業などについて告知をしなければなりません。これを告知義務といいます。告知は、事実をありのままに告げなければなりません。生命保険は、契約者が保険料を支払うことで、お互いを保障し合うため、健康状態のよくない人や危険度の高い仕事をしている人がいたりすると、加入者間に不公平が生じます。そのため、加入者の健康状態や職業を事前に確認することで、公平性を保っているのです。
告知の方法
告知の方法には、次の3つがあります。
・告知書の記入 ・健康診断書の提出 ・医師による診査 |
告知書に記入することで告知がおこなわれたことになります。保険会社の担当者などに口頭で伝えただけでは告知になりません。
健康状態の告知
健康状態について告知する内容は、おもに次の4項目です。
・現在の健康状態 ・過去5年以内の健康状態 ・障害の有無 ・(女性のみ)妊娠の有無 |
職業の告知
職業については、業種と業務内容の告知が必要です。一般的には、危険度の高い職業の場合、加入時に保険料の割増や保険金額の減額などの条件が付いたり、加入ができなかったりすることがあります。 危険度の高い職業の例としては、プロの格闘家やレーシングレーサー、消防士や警察官、高所で作業を行う職業などが該当します。故意や重大な過失により事実を告知しなかった場合、事実と異なることを告知した場合には、告知義務違反となるので注意しましょう。