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持病があっても保険に入れる
「病気や病歴があると保険加入が難しい」と思っていませんか。病気や病歴によって生命保険や医療保険に加入できないケースもありますが、最近は、持病があっても加入できる保険が増えており、告知なしで入れる保険もあります。持病があっても入れる保険には、加入の条件によって3つのタイプがあります。加入条件が緩いほど、保険料が高くなり保障が限定的になります。
1. 条件付きで一般の保険に加入
持病がある場合でも、条件付きで一般の保険に加入ができます。加入にあたって、健康状態についての詳細な告知が必要です。保険会社によって条件が異なりますので、複数の保険会社を比較してみることが大切です。
部位不担保
部位不担保とは、一般の保険に加入できますが、持病・既往症がある部位や、関連性のある疾患の保障が対象外になります。
割増保険料
持病や既往症も保障されますが、通常よりも保険料が割増となります。
保障額削減
持病や既往症も保障されますが、通常よりも保障額が少なくなります。
2. 告知項目の少ない引受緩和型保険
引受緩和型保険とは、告知項目を少なくして、病気や病歴がある人でも加入しやすくした保険です。一般の保険に比べ保険料は割高になります。
3. 告知なしで入れる無選択型保険
無選択型保険とは、加入にあたって告知や診査の必要ない保険です。健康状態にかかわらず加入ができるため、保険料は割高です。また、保障が限定的になることがあります。終身払いの場合、保険料の払込総額が死亡保険金を上回ることがあるため、無選択型保険への加入の判断は慎重におこないましょう。医療費は貯蓄でまかなうなど、保険を利用しない方法も検討したほうがよいでしょう。
持病がある場合の保険選び
持病がある場合は、まず、条件付きで一般の保険に加入できないか検討し、加入が難しい場合は、引受緩和型保険を考えましょう。持病があるという理由で、はじめから無選択型保険を選ぶことはおすすめしません。